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<有名ビルの自慢の施設>竹芝地域開発ニューピアサウスタワー 竹芝駅直結のダイレクト・イン・オフィス 地上21階には一般開放の展望室も完備
1995.09.15 16:29
竹芝ふ頭の再開発事業南ゾーンにあたるサウスタワー(オフィス棟)では去る8月29日に竣工式が行われ、現在オープンに向け内装工事等が着々と進んでいる。
同ビルの大きな特長は10月下旬開通予定の東京臨海新交通「竹芝駅」と3階エントランス部分で直結する数少ないスタイルを実現させていることだろう。
このダイレクト・イン・オフィスの形式は、都内では、神谷町森ビルなど数える程しかなく、ユーザーであるテナント側には、アクセス面でのアドバンテージは大きいと見られる。
ワンフロアー面積は、500坪弱、センターコア方式採用により、無柱空間を実現しており、将来の高度OA化に対応出来るよう、天井髙は2.7メートルを確保している。
また最上階の21階(地上100m)は一般にも開放される展望室とティーラウンジを設け、オフィス・ワーカーがリフレッシュ出来る空間を提供している。
さらには、テナントに対し、21世紀に向けた通信サービス・STS(シェアード・テナント・サービス)を実施している。このサービスは、最新のデジタル交換機(PBX)を装備することで、テナントごとの交換機を設置する必要をなくしたもの。たとえば、ダイヤルイン方式により、外線もダイレクトに呼び出し可能にするなど、経済効果の高いシステムだ。
現在のところ、同ビルには、ゼネラル石油(7フロア使用)などの移転が内定している。