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三菱電機ビルテクノサービス 国内トップシェアの納入実績 エレベーターリニューアル各地で活発化
1995.04.15 10:23
ビル管理サービスをトータルに展開している三菱電機ビルテクノサービス(本社・東京都千代田区・小林凱社長)では、この3月から4月にかけて三菱電機の主力商品であるエレベーターやエスカレーターの導入が続々行われる。
3月には、東京駅の大丸百貨店のエレベーターおよびエスカレーター、デサントビルのエレベーター、文芸春秋社ビルのエレベーターと、三菱電機ビルテクノサービスの管理する物件を中心にリニューアルが行われている。
同社では現在契約台数は14万台を越え、業界のトップシェアを保っている。この内、法定年数を越えたエレベーターは2万台を越え、当然の事だが年々増えている。そのため同社では、顧客へのサービスの向上のためのリニューアルを積極的に進めており、年間400台から500台のエレベーター交換を行っている。
特に経年化したビルにおいては、エレベーターも時代遅れの陳腐化したものになっており、メンテナンス面でも、年々費用が増している。また設備面において、遠隔監視システムなどの対応の無い商品では、先日の阪神大震災のような災害時には多くのマイナス要因を抱えていると言えるだろう。さらにコスト面でも、制御方式を直流可変電圧方式から、交流インバーター方式に変える事で、40%の省エネになる。その為同社では、エレベーターリニューアルをこれからも積極的に行っていく予定だ。