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エレベータシステムズ コスト削減を実現 購入費用低価格で販路を拡大

1995.04.15 10:20

 エレベータシステムズ(本社・東京都豊島区・北渡瀬育男社長)では、独立系のエレベーター専門会社として業務を拡大しているが、この4月から5月にかけても各地区で新築物件を中心に納入が活発化している。
 同社では、今年に入り明和地所との販売契約を結び、これまで大手各社で占められていた、明和地所開発のクリオマンションシリーズへのエレベーター納入ができることになった。
 これまで同社の製品の多くは、倉庫・工場等の荷物用エレベーターとしてのニーズが高かった。これには、同社が一貫して油圧式エレベーターの先駆けとして研究開発をしてきた結果と、積載量の大きい超大型エレベーターには、油圧式が向いているとの利点が一致したために、荷物用エレベーターの納入が多かったと見られる。
 納入されるエレベーターは、ロープ式、油圧式と両方にわたっているが、間もなく竣工する「クリオ南大井一番館」はロープ式15ヵ所停止、13人乗りで、分速90mの商品。
 「クリオ小平一番館」に設置されるエレベーターは、油圧式で、10ヵ所停止、6人乗りで、分速60mの商品だ。いずれの商品も同社の主力商品、普賢シリーズで、インバーター制御や遠隔監視装置を備えた最新タイプである。




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