週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

日比谷総合設備 空調循環窓システムを発売 空調コストを大幅に削減

1995.04.01 10:36

 空調工事大手・日比谷総合設備(東京都港区・青川清治社長)は3月より空調効果を高めることを狙いとした新しい窓システムを販売開始した。
 これは2重にした窓ガラスの間に自動制御のブラインドを内蔵し、ガラスの間を空調後の空気を通過させて排気するシステム。
 ブラインドの役割は日差しの角度に合わせてスラット角度を自動調整すること。眺望をでき得る限り損なうことなく、太陽熱を調整する。また、2枚の窓ガラスの間を通気孔として、空調後の冷たい空気を窓上部のダクトへ排出することでブラインドに遮られた日差しの再輻射を防止する。この2重効果で「日差しによる冷房負荷を大幅に削減」(同社・鳥田幸知部長)。
 このシステムは東京電力が開発したもの。同社他3社が共同で研究、製造コスト削減に成功し。今回の発売となった。




週刊不動産経営編集部  YouTube