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アーレスティ 床高4cmの低床OAフロア開発 接着剤不要で短期のリニューアルに対応
1995.03.15 11:13
アーレスティ(本社・東京都千代田区)では、6月頃を目途に、新開発の低床OAフロア「モバフレックスTS」の販売を進めて行く。
これまでのシリーズ同様、パネルの自重で下地の凹凸を吸収する独自のフレックスライン構造を採用しその上で、天井高の限られたリニューアル需要にも対応しやすいよう、同社製品の中でも最も低床の床高4cmを実現しているのが最大の特徴。その低床を有効に利用できるよう溝配線構造となっている。
また従来の同社製品と違い、接着剤が不要で、施工は基本的に置くだけのため使用中のオフィスの場合も週末だけの短期工事でリニューアルができる。
材質は不燃材で、リサイクル性も高いスチールを採用しており、JAFAの規格である3000N(ニュートン)対応も可能となっている。
設計価格は㎡当たり1万4000円プラスカーペット代として㎡7000円程。
同社では日本で初めてフリーアクセスフロアを開発したことで知られ、三菱地所の横浜ランドマークタワーのオフィス専有部分のフロアすべてに同社製品が使用されている他、森ビルやリクルートコスモスなどに納入実績を持つ。このところ、リニューアルでの需要が伸び、現在の受注状況の内訳は新築とリニューアルがほぼ半々とのこと。