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三菱地所 過去最高の営業利益 丸の内の空室率は0.55%に
2026.05.18 12:21
三菱地所(東京都千代田区)は今月13日、大手町の本社にて2026年3月期決算の報告を行った。
2025年度の実績は営業利益が3297億円で前年度比+204億円、親会社株主に帰属する当期純利益は2225億円で前年度比+331億円とともに過去最高を更新した。特に丸の内事業では再開発に向けた閉館による減益要因はあったものの、増額改定等による既存ビル賃貸利益額が上回り、同事業の営業利益は975億3400万円と前年度比+13億6000万円を実現。新規のリーシングおよび既存ビルの賃料改定は堅調に推移しており、3月末時点での丸の内空室率は0・55%と極めて低い数字となっている。
賃料改定に現況について、取締役の梅田直樹氏は「半年程前には5~20%程度の増額を進めているとお伝えしました。現在も提案の上げ幅は変わりませんがどちらかというと20%に近い数字が増えてきており、増額の全体平均は半年前よりも上がっています。当社の場合は5年契約のお客様が多いので、今年も5分の1ぐらいのテナントと順番に賃料改定の交渉していく見込みです」とした。
2026年度の見通しでは丸の内事業と海外事業の2事業への期待を数字に表した。特に海外事業は、物件売却益により前年度比で+228億8900万円の増益予想を立てている。既に計上予定の物件売却益のうち7割が確定、8割が内定している状況という。



