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東京建物/YKK AP/慶應義塾大学 ZEH改修住戸の実証実験を実施
2026.03.02 11:11
東京建物(東京都中央区)、YKK AP(東京都千代田区)、慶應義塾大学(東京都港区)は、ZEH基準への改修が住む人への快適性に与える影響を検証することを目的とした実証実験を実施した。
実証実験は東京建物が東京都江東区に保有する築20年の大規模賃貸マンション「Brillia ist 東雲キャナルコート」にて行われた。物件概要は敷地面積7739・18㎡、延床面積4万812・49㎡。高層棟は鉄筋コンクリート造地上14階地下1階建て。低層棟は鉄骨造地上4階建て。2005年3月竣工。総戸数423戸。東京メトロ「豊洲」駅から徒歩13分の場所に位置する。同マンションの別の階で同じ方位、同じ間取りの2つの住戸において、1つはZEHリノベーション、もう1つは通常リノベーションを行い、それぞれの住戸に被験者グループが一定期間宿泊し、温湿度やバイタルデータを比較。
実証実験は夏季および冬季の2回実施した。夏季については室内環境計測および被験者入居計測を2025年8~9月にかけて行い、冬季は今年2月に行った。環境計測データの収集や、被験者がZEH改修住戸と通常改修住戸に交互に宿泊し、バイタルデータなどを収集する事でZEHが住む人の快適性・健康性に与える影響を検証。ZEHリノベーションが快適な環境を形成する可能性が示された。
先月24日の結果報告会で、東京建物の執行役員住宅エンジニアリング部長の遠藤崇氏は「これまで入居者様のご興味と言いますと、ZEH化によりどれくらい光熱費が下がるかなどに注目が集まっていました。今回こういった実証実験を踏まえまして、入居者様にどのように快適性が上がるのか、健康に影響があるのかというのを我々の方からアピールすることができれば、新築のZEH推進やリノベーションでZEH化するということにも弾みがついていくのではないかと思います」と語った。



