週刊ビル経営・今週の注目記事
毎週月曜日更新
日建設計 ロボット管理システムの実証実験を開始

2026.01.26 11:20
日建設計(東京都千代田区)とビルポ(東京都中央区)は14~15日に、日建設計東京オフィスにおいてRMF(Robotics Middleware Framework)を導入し、複数ロボットを統合的かつ協調的に運用する仕組みを検証する実証実験を行った。同実証はほかにPanasonic Asia Pacific Pte Ltd.(シンガポール)とSolidSurface(東京千代田区)を加えた4社体制で行われた。
概要説明では日建設計のエンジニアリング部門 エンジニアリングコンサルティンググループ デジタルソリューション部 アソシエイトの光田祐介氏が登壇。ロボットを導入しやすくする「ロボットフレンドリー」への取り組みや、社会背景、実証実験の概要などを説明した。
RMFとは、複数メーカー・複数種類のサービスロボットを共通の基盤上で統合管理するためのオープンソースの運行管理フレームワークのこと。従来のロボットは単体制御が中心で、異なるメーカー間では協調が困難だった。RMFを導入することで、多数のロボットが安全かつ効率的に作業を遂行することができるようになるという。
今回の実証実験では近い将来に「1つのビルで数十~数百台のサービスロボットが同時に稼働する」ことを見据え、安全かつ効率的な運用に向けた検証を行った。あわせてRMFを用いて複数ロボットを統合・協調管理できる仕組みの有効性を検証。大規模運用に必要な要件と運用システムの方向性を示した。また小型清掃ロボットのような安価な小型ロボットを適材適所で活用できる体制を整え、全体のパフォーマンス向上を目指した。
14日に行われた実証実験では、実際にロボットを運用し3種類のデモを行った。1つ目は搬送ロボットと小型清掃ロボットの混在運用(衝突防止)。搬送ロボットが小型清掃ロボットの清掃エリアに接近すると、小型清掃ロボットが一時停止。搬送ロボットの回避行動をとりやすくした。2つ目は火災警報を受信した際の搬送ロボットの避難場所への移動。3つ目はすれ違いの制御。狭い道で交通管制を行い、搬送ロボットと中型清掃ロボットのすれ違い制御を実現した。
光田氏は「大事なのは生産性を上げるという部分で、キーになるのはAIの活用やロボットの活用であるというのが我々の見立てでございます」と語った。



