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相鉄グループ EVバス自動運転の実証実験を開始

2026.01.26 11:07

 横浜市と相鉄バス(横浜市西区)、A-Drive(横浜市港北区)は今月20日、自動運転バスの実証実験を開始した。
 実証実験では「二俣川駅南口」~「左近山第5バス停」間の片道約4・4kmの区間を約20分で走行する。使用する車両はティアフォー製の小型EVバスで、全長7240mm、全幅2300mm、全高3060mm、最高速度35km/h、乗車定員は16名。
 A-Driveは自動運転システムの運用面で協業。今回は自動運転方式のひとつの「NDTスキャンマッチング」を採用した。同方式では事前に作成した走行ルートの地図情報と走行時に車載センサーで取得する周囲情報を重ね合わせることで、車両の現在地を把握できる。
 実験水準は「レベル2」(運転席に運転士を配置し、必要に応じて運転士が主導で介入を行う形での走行。同時に実装を見据えた遠隔監視を実施)で行い、今後は段階的に進めながら、令和9年度に自動運転「レベル4」(一定の条件下で完全な自動運転が可能な状態で、運転手の介入が不要)の営業運転を目指すとしている。
 「相鉄グループでは選ばれる沿線の創造を掲げて取り組んでいます。中でも移動手段の充実性が一つの大きな要素だと思っており、安全性はもちろん、快適さや便利さを向上していきたいと思っています。一方で道路不足や運転士不足が想定されている状況において、路線を維持、あるいは利便性を拡大していくためには、自動運転が大きな答えの一つだと考え今回の取り組みに至ります」(相鉄バス 担当者)
 実証実験では9~17時の間で走行、2月19日までを予定している。鉄道会社の路線維持のための新たな施策は、まちなかでのモビリティ活用の発展に大きく寄与することが期待される。




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