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JR「船橋」駅前のタワマン概要決定 県内最高層の地上51階・総戸数677戸の大規模物件

2025.12.01 11:36
大和ハウス工業(大阪市北区)は、東京建物(東京都中央区)と京成電鉄(千葉県市川市)と共同で開発している分譲マンション「プレミストタワー船橋」の概要を発表した。
「プレミストタワー船橋」の立地は千葉県船橋市本町一丁目および七丁目。JR「船橋」駅南口ロータリーに面した「西武船橋店本館」の跡地。建物は敷地面積6668・16㎡、延床面積8万9610・57㎡、鉄筋コンクリート造・鉄骨造、地上51階地下1階。住宅・商業・広場が一体となった大規模複合開発として、新たな賑わいと地域交流や防災拠点の場を提供する。
1~3階を商業施設、4~6階をオフィスとするほか、2階には植栽を配した広場を設ける。また、1~2階に地域用の防災備蓄倉庫を備え、2~3階にはJアラートなどを表示するデジタルサイネージを設置。3階にはワークスペースを兼ねた帰宅困難者一時避難スペースを設ける予定。
メインの住宅は総戸数677戸。専有部は1LDK(43・71㎡)~3LDK(134・02㎡)まで全63タイプのプランを用意。全戸にLIXIL(東京都品川区)のスマートホームシステムを分譲マンションとして初搭載し、エアコンや給湯器、見守り機能を備えたカメラや各種センサーなどとも連携させる。
共用部には2層吹き抜けのグランドエントランスホールやピアノを設置したメロディラウンジ、フィットネスルーム、ランドリールームなどを設けるほか、2タイプのゲストルームも用意する。また、46階にはパーティールームとパノラマラウンジも用意。パノラマラウンジには、ワークスペース、ライブラリースペース、カフェスペースを設け、入居者の仕事や勉強、読書など多様な過ごし方を提案する。
11月29日にモデルルームをオープンし、竣工および引き渡しは2028年3月の予定。



