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東急不動産 東京都品川区で「ブランズ西小山」建設 小山八幡神社と分譲マンションを一体開発
2025.12.01 11:18
東急不動産(東京都渋谷区)は「定期転借地権付き分譲マンションと神社との一体開発」で東京都品川区に分譲マンション「ブランズ西小山」を建設している。竣工は2026年6月を予定している。
同事業では建物を保存しながら移築する曳家技術を活用することで、小山八幡神社の歴史ある社殿を建替えせずに改修している。また曳家工事で発生した既存材の一部を同物件のアートや外構材に再利用することで、神社と同物件とのデザイン的な調和を図る。
立地は東急目黒線「西小山」駅から徒歩7分、東急目黒線「洗足」駅から徒歩7分の場所に位置する。また品川百景に指定された眺望が楽しめる標高約34mの高台、かつ地盤が安定した水害などのリスクが少ない場所。
同物件は敷地面積1466・49㎡、延床面積2735・93㎡、RC造地上3階地下1階建て、総戸数28戸。
防災対策としては、共用部と各住戸に蓄電池を設置することで、災害時にも太陽光発電で照明などへ電力供給が可能となる。専有部ではエネファームの発電と組み合わせ、停電時専用コンセントからも電力供給可能。その他防災備蓄品やマンホールトイレも備える。
環境対策としては、高断熱・高効率設備等の導入による省エネと、屋上に備えた太陽光発電設備の創エネで、「ZEH-M Ready」と「ZEH Ready」の基準を満たしている。



