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「プロロジス岡崎PJ」スタート 18万㎡の敷地に三河地区最大の物流ハブ

2025.10.27 11:13

 プロロジス(東京都千代田区)は22日、愛知県岡崎市で先進的物流施設の集積拠点となる「プロロジス岡崎プロジェクト」を開発すると発表した。三河地区最大の物流ハブとなる見込みで、官民が連携しながら整備を進めるとしている。
 開発地は岡崎市東阿知和町などで整備中の「阿知和地区工業団地」内。整備予定の東名高速「岡崎阿知和(仮称)」スマートICに直結し、既存の伊勢湾岸自動車道「豊田東」IC、東名高速「岡崎」ICからもそれぞれ約6kmに位置する。また周辺は地盤が強固でハザードマップ上でも水害や浸水リスクが低いという。
 計画は約18万㎡の敷地に物流施設を複数棟開発するもので、完成すれば三河地区最大の物流ハブとなる見込み。1棟目の着工は2028年の予定。
 敷地には特別高圧電力を受電予定。これにより大規模なマテハン設備・自動倉庫の導入、館内全域への空調設備設置など、大容量の電力を使用する用途へ対応可能になる。マルチテナント型、BTS型物流施設のほか、製造業への対応として機能面での整備を実施するなど、マーケットニーズを踏まえた計画を推進。要望に応じて事務所やデータセンター等の用途も検討するとしている。




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