不動産トピックス

【第27回不動産ソリューションフェア&シンポジウムみどころ】セミナー「テナントビルに選ばれるオフィスビルとは?~満床・高賃料化実現のためのオフィスビル戦略~」

2025.10.08 10:19

 移転に伴うワークプレイスの構築、オフィス仲介業、環境認証制度取得も見据えた改修・リノベーションのコンサル等も手掛けるフロンティアコンサルティング(東京都千代田区)。不動産経営サミットでは、毎回注目度の高い内容を講演している同社が、昨年に続き今年の展示会でもセミナーを開催する。テーマは「テナントビルに選ばれるオフィスビルとは? ~満床・高賃料化実現のためのオフィスビル戦略~」だ。
 これまでにも同社は既存ビルにおける「差別化」のためのアプローチ等について紹介してきた。主に8つのソリューションを提供・提案しており、ビルオーナーやデベロッパー、AM・PM会社などにも資産価値最大化の秘訣・施策を伝えてきた。物件において変えることのできない箇所が、立地や築年数。その点を加味した上で「如何にしてビルの資産価値を高めることができるか」が重要になる。そこで大事な視点が、空室の改善および満室稼働を目指すことと、新規成約賃料・継続賃料の値上げにつなげること。前述の8つのソリューションを生かしながら、双方の課題に応えてきた。
 今回のセミナーでは、フロンティアコンサルティングが展開する8つのソリューションを紹介しながら、特に効果の高い分野をピックアップ。直近で手掛けた事例も交えて語るため、最新の稼働率向上策やリーシング戦略などのヒントが掴めるだろう。また、昨今流行りのセットアップオフィスの事例も聞くことができる。「セットアップオフィスに興味はあるが、どのように行うべきか分からない」や「ターゲット・募集賃料の設定などに不安がある」といった踏み込んだ悩みを持つオーナーにも適している。
 執行役員でBSC事業部 事業部長の菅原翔太氏は「現在オフィスビルの経営があまり上手く行かず、『空室が改善しない』や『募集賃料を上げたい』、『近隣のテナントビルに対して、どのように差別化すればよいか分からない』などのつまずき・課題を抱えているオーナー等に聞いてほしいです。課題解決の着地点やゴールの設定、そこまでのプロセスづくりなども説明するため、聴講することで今後のビル経営やリーシング改善のヒントになればと思います」と語った。
 またフロンティアコンサルティングの特徴は、プロジェクトの企画・設計、リーシングなども含めて一気通貫でサポートできること。昨今はCASBEE不動産評価員資格保有者も抱えており、資格保有者を中心に環境認証制度取得も見据えた改修・リノベーション提案が可能だ。セミナー聴講後に相談することも兼ねて、是非現地で聴講してはいかがか。

<週刊不動産経営10/6号掲載>




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