不動産トピックス

【第27回不動産ソリューションフェア&シンポジウムみどころ】出会いと新しい発見で不動産賃貸業・管理業に活躍 今年は省エネ・省コストが人気のワード

2025.10.08 10:12

 今年の不動産ソリューションフェアは、「環境・省エネ」へ焦点を当てたセミナーが多く、今後予想される電気代の基本料金値上げや、それを見越した省エネ対策の需要増加を踏まえて開催する。
 今年初めて出展するエネゲート(大阪市北区)は、電気計測器および関連機器の製造・販売・修理調整・取り替え工事・検定申請代行などを行っている。まさに電気設備のスペシャリスト。今回は「子メーター(証明用電気計器)の取替工事について」と題し、営業開発部 計測営業グループの篠﨑浩一氏が講演を行う。
 計量法によって有効期限が定められている子メーター(証明用電気計器)は、期限を過ぎたまま使用されると法律違反となる。とはいえ、オーナーがしっかりと把握しての管理は大変。その子メーターに関する管理および取り替えを同社が担う。また電力量計もリユースするので、コストが掛からず安価で提供が可能。新品定価の30~70%安くなるなど、興味のある人は聞いてみては如何か。ブース出展もしているので、時間を見つけて足を運ぶことも良い。
 またエレベーターアセット(東京都新宿区)も初めて出展する。同社はエレベーターを資産として捉え、「リース」、「ファンド」、「広告」の三位一体で、エレベーター資産化を確立してきた。今回はコンサルティング部 ディレクターの田口智也氏が登壇し、「眠っていた設備から2,000万円を生むエレベーター資金調達モデル」と題したセミナーを開催する。エレベーターの歴史、エレベーターリースについて、建物所有者のメリット、シミュレーション例、エレベーター広告についても話す。
 ビルやマンションなどの維持管理コストや修繕積立金の不足といった課題を抱える物件オーナー・管理組合等に対し、無理なく簡単に取り組める新しい解決策「エレベーターの流動化」を提案する。新たな収益性をもたらす仕組みを知りたい人は是非ブースへ行っては如何か。

<週刊不動産経営10/6号掲載>




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