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リストが軽井沢に高級リゾートホテル開発へ ラグジュアリーホテルブランド「アナンダラ」と提携

2025.07.28 13:17

 総合不動産企業のリスト(横浜市中区)の連結子会社であるリストデベロップメント(横浜市中区)とロイヤルマイナーホテルズ(東京都世田谷区)は10日、ホテルマネジメント契約を締結した。同日東京アメリカンクラブで行われた調印式では、日本初進出となるラグジュアリーホテルブランド「Anantara(アナンタラ)」を冠した「Anantara Karuizawa Retreat(アナンタラ軽井沢リトリート)」のホテルリゾート計画を発表。開業は2030年を見込む。
 計画地は長野県軽井沢町の約4万㎡の土地。北陸新幹線「軽井沢」駅から車で約15分。スイート23室(60~120㎡予定)および2~3ベッドルームのヴィラ18棟28室(70~270㎡予定)の全51室を計画。一部のヴィラは、将来的にブランデッドレジデンスとしての提供を検討している。
 館内にはオールデイダイニング、スペシャリティレストラン、バーを含む3つの飲食施設を備える予定。タイ発祥のスパ「Anantara Spa(アナンタラスパ)」や温泉、プール、フィットネスセンター、ライブラリー、ファンクションスペースなどを設ける。
 リストデベロップメント代表取締役社長の木内寛之氏は「本計画はアジア最大手ホテルチェーンのマイナーホテル様による日本初進出かつ最上級ラグジュアリーである『Anantara』を冠する日本初のホテル計画です。加えて海外ブランドによる軽井沢初のラグジュアリーホテルリゾートとなる予定です。軽井沢には外資系ホテルは複数実在しますが、実際に最上級ブランドは未進出でございます。『Anantara Karuizawa Retreat』が軽井沢を代表するホテル&リゾートになることを見据えております」と結んだ。




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