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TKP 大分県大分市の複合商業ビル取得 ビル内に同社直営の施設を開業
2025.07.07 10:47
ティーケーピー(東京都新宿区)は、全国労働者共済生活協同組合連合会(東京都渋谷区)が所有する大分県大分市の複合商業ビル「ソレイユ」について、6月20日付で売買契約を締結した。決済および引き渡しは2026年4月1日を予定。
今回の取得は同社が推進する「空間再生流通事業」のさらなる拡充と、地域社会との協創による地方創生の実現を目指す取り組みの一環となる。
立地は日豊本線「大分」駅から徒歩10分の場所に位置する。
1998年竣工の同ビルは敷地面積1715・94㎡、延床面積7807・37㎡、地上7階地下1階建ての複合商業ビル。館内には最大約285名収容の宴会場を含む全14室の会議室を備えている。
入居テナントは労働組合の連合大分をはじめ複数の企業・団体などが入居している。
取得後は、2、3、6階の会議室および7階の宴会場を同社直営の施設「TKPガーデンシティソレイユ(仮称)」として開業し、会議・研修・各種イベントなどの需要に対応する。
また、同社が同ビルを取得することでバンケット・貸会議室事業を中心に、レンタルオフィス事業、料飲事業、宿泊事業など同社が展開する事業を通じ、ビル全体の価値向上を図っていく。