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噂のスクランブル 内装はテナントのオーダーで 改修のグレードに応じて賃料決定

1995.03.01 11:41

▼:昨年度下半期のオフィス市場の最大のスターは、恵比寿ガーデンプレイス。その高稼働率が持てはやされた。そんな中で、同ビルがフリーアクセスフロアではなかったことをインテリジェントビルの核の面から揶揄する声が聞こえた。
▼:ガーデンプレイス側ではテナントが希望した場合はリニューアルで対応。その分「賃料に反映させていたようだ」とは同フロアー 施工郷社の話。
▼:この方法も一つのアイデアではあるまいか。賃料が全般的に低下し、ビル経営の採算性が問い直されている時だ。やたらに経費を掛けてグレードを上げてもユーザーのニーズにあうかは疑問。
▼:いっそのこと、オフィスの内装はそテナントとの契約後、その希望に合わせて行ってみては。テナントの好みに合わせて、色、資材、設備をリニューアル。そうして、掛った費用に応じて賃料も変える。同時に契約期間も契約条件に加えておく必要がある。
▼:行きつくところはスケルトン渡しとの考え方もあるが、これはテナントのイニシャルコストが上がり、オフィス市場の活性化を損なう恐れがある。
▼:テナント好みの改修工事に挑戦してみるオーナーはいないか。




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