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日本ビルディングセンター 4月1日子会社を合併 新橋に仲介専門店舗開設
1995.03.15 11:16
管理業の日本ビルディングセンターは仲介業のビーアンドエムを合併する。これはオフィスビル及びマンションの仲介業務の強化を狙いとしてのもので、4月下旬には仲介店舗を開設の予定だ。
日本ビルディングセンター(東京都港区・横手昭社長)は4月1日にグループ会社ビーアンドエムを合併する。
日本ビルディングセンターはビルの総合管理事業を主要業務として不動産仲介。開発業務を運営。
一方、ビーアンドエムはオフィスビルとマンションの仲介業務に特化して営業を展開してきた。この度合併の目的は両者の不動産部門を一本化し、不動産事業を強化すること。この目的達成の一環として、ビル・マンションの仲介店舗を港区西新橋1丁目の「虎ノ門アサヒビル」1階に4月下旬に開設する。また、同ビル2階にビル経営管理営業部を配置する。
洲崎一郎副社長は不動産事業本部長として、ビル・マンションの仲介、土地開発などの業務を統轄。宿輪幸治常務取締役はビル総合管理本部長として、ビルの管理業務を統轄する。
本社は港区西新橋1丁目の「正明富士ビル」の4階で、従来通り経理総務部がおかれる。「虎ノ門アサヒビル」は支店扱い。さらに同社は文京区湯島1丁目の「神田セントラルビル」1階にビル総合管理部ビル設備部保守課を置き、ビル巡回サービスの拠点としている。
今回の合併の背景はオフィスの仲介業務の活況が挙げられる。三幸エステートの調査によれば平成6年度の首都圏の賃貸オフィス製薬面積は過去最高の557万平米。これは前年比38.5%の増加。「こうした需要は今年も続く」との判断からの仲介業務の強化策といえよう。また、仲介業務を強化してゆく中で、「管理物件を受注してゆくチャンスも求められる」としている。