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電気・水道メーターを検針 計算書作成までを業務化!
1995.04.01 10:44
第一環境グループのデイ・ケイ(東京都千代田区・武田紀元社長)は4月よりテナントビルの各種検針業務を開始する。業務のメニューと各料金が決定され、発表された。
料金体系は、契約料と保証金が各5万円。保証金は解約時に全額返還となる。サービス内容は、A、B、Cの3コース。Aは電気・水道メーター検針とテナント別計算書作成。月額1テナントにつき3000円。また、電気・水道のどちらか一つの場合は1テナントにつき2000円。Bは電気・水道メーターの検針のみで、同じく1800円と1000円。Cは各メーターの検針の報告を受けてテナント別計算書を作成する業務。同じく、1800円と1000円。
電気・水道料金の請求業務は貸しビル経営で最も煩雑な部分。また、算出根拠が明確になっていないケースもあり、テナントとのトラブルも少なくないのも事実。同社は興信企業(東京都港区)が開発した電気・水道料金算出ソフトを利用して営業を展開する。Aコースで契約すると、同社スタッフが各テナントの子メーターを検針、そのデーターをパソコンに入力。テナント別計算書を作成する。
ここで用いる計算方法は、オーナーの意向に合わせて、合理的な方法を選ぶもの。「通常は各ビルごとに単価を設定して、子メーターの数値に掛け合わせる方法」(同社津島弘明氏)。
ビル管理の新しい関連業務として注目したい。