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本社ビル以外の事業所11カ所を統合!内田洋行、江東区潮見に新オフィス 床面積40%増も賃料総額は減少
1995.04.01 10:33
内田洋行(東京都中央区・久田仁社長)は5月1日に江東区潮見に「内田洋行潮見オフィス」を開設。東京地区に分散している本社以外の11カ所のオフィスを統合し、同ビルへ移転する。この移転は本部機構の移転を伴い、本社ビルは「中央区という地の利を生かし、情報、環境、教育の総合ショールーム」(同社広報課)とする。
同社はこの移転の狙いとして「部門間、プロジェクト間のコミュニケーションを促進し、業務の効率化を図る」こと、「オフィス集約化により、固定費のトータルコストの削減を図る」ことを挙げている。
潮見オフィス選定の理由として、次の4点を挙げている。①11カ所のオフィスの合計延床面積は約3770坪で、新オフィスは1棟借りで同約5200坪であること。②賃料を低減できること。③本社ビルに近いこと。④従業員の転居、通勤経路変更が最小限で済むこと。
契約面積が拡張して、賃料の削減が図られていることから、賃料の坪単価は以前の平均単価の72%以下と推定できる。もし、以前が平均坪2万円とすると新オフィスは坪1万4500円以下になる。
同オフィスは江東区潮見2丁目。アクセスはJR京葉線潮見駅より徒歩3分。地下1階、地上10階建て。ビルのオーナーは新宿小山ビルで三菱地所のサブリース物件。入居人数は1100人で、5月1日から28日にかけて、土・日曜日と祭日を利用して移転する。