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ビル設備最新News アクティア 男子トイレをセンサー式に 低コストで簡単グレードアップ

1995.04.15 10:20

 アクティア(長野県長野市・南沢宏一社長)では、既設のフラッシュバルブに装着するだけで、押しボタン式男子用トイレをセンサー感知式自動洗浄タイプに変えられる簡易装置「フラッシュマンスーパー」を発売した。
 最近でこそ新築オフィスビル内のトイレもセンサー式が増えてきているが、築年の古いビルには使用者地震が押しボタンを押して洗浄するフラッシュバルブ方式が多い。このタイプの場合、臭いや詰まりなどのトラブルが発生しやすく、オーナー、管理会社の頭を悩ませているのが現実。同社の装置はこれを解決する画期的なものといえる。
 装着は既存のフラッシュバルブのフタ部分を外して上から着けるだけ。水道工事や電気工事も要らず、わずか5分で装着できる。
 小便器使用時にセンサーが感知して洗浄する他、長時間にわたり使用がない時は12時間毎に自動洗浄して清潔さを保つ。本体はクロム仕上げのためタバコの火のいたずらも防げる。またボディーは大人2人の体重に相当する力でも壊れないという。
 ほぼ全てのフラッシュバルブに取付け可能で、標準価格は5万1000円。電源は市販のリチウム電池で、1日100回の使用で約3年間使用可。3年の長期保証が付く。
 手軽な付加価値アップ策として注目される。




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