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立体道路制度使い環状2号線整備へ

1995.07.01 16:49

 東京都は、環状2号線(新橋、虎ノ門)の未整備区間について、立体道路制度を活用した市街地再開発事業で整備する方向を固め、このほど都としての計画素案を作成した。都では昨年6月の第2回ブロック別説明会など、これまで補足的な説明会を重ね、昨年9月末からは再開発事業意向調査も実施しており、今回の計画素案はこうした流れを踏まえてのもの。
 計画では第一京浜から桜田通りまでの区間を立体道路制度の適用が可能な地下式道路とし、これに続く外堀通りまでの区間は地上式道路としている。地下式道路の上部には3階建て規模の低層商業ビルや広場などを整理。
 これとともに地域特性を活かして、虎ノ門地区は業務系を、新橋地区には商業・業務系を中心とした大規模な再開発拠点を設ける考えだ。
 都では今後、地元地権者や周辺住民への説明を進めていく。




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