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NTT、新社屋で業務開始 延べ床面積2万6000坪の本社ビル 千代田区などから2000人を統合移転

1995.11.15 17:23

 NTT(本社東京都新宿区・児島仁社長)では、先頃新宿区西新宿に竣工した本社ビルに統合移転を行い、業務を開始した。
 NTTの新宿本社ビルは、地上30階、地下5階、延べ床面積は、約2万6000坪の高層タワー。また、同ビルが竣工した西新宿は、高層オフィスビルや我が国初の本格的オペラハウスを備えた新国立劇場、コンサートホール等の複合施設を備えた、東京オペラシティ(仮称)の建設が進む注目スポットだ。
 NTTでは、これまで東京都千代田区内幸町等のビルに本社機能を置いていたが、今回の移転により、ほとんどの組織を一つにまとめて移転を行っている。
 移転した組織は、賃貸していた大和生命ビル、日土地内幸町ビル等から、スタッフ組織・グループ事業本部(新分野事業本部を除く)、営業本部(顧客システム部、通信機器事業推進本部、電話帳事業推進部を除く)、サービス生産本部(幕張ビル入居組織を除く)、研究開発本部(研究所等、フィールドシステム研究開発センタを除く)などで一部組織を残し、各部門がすべて移動している。
 今回の移転で新宿本社ビルでは、約2000名の社員が就業する体制が確立された。
 さらに、新本社ビルでは、マルチメディアを用いたビジネス環境を実現。一人一台のパソコン配布、電子メールによる社内連絡、ICカードを用いた入退管理システム等が導入されている。




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