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日本橋茅場町一丁目の再開発 都市計画が決定

2025.06.02 14:35

 平和不動産(東京都中央区)、三菱地所(東京都千代田区)、中央日本土地建物(東京都千代田区)は先月27日、共同して推進する「(仮称)日本橋茅場町一丁目6地区開発計画」について、中央区から都市計画決定が告示されたと発表した。予定工期は2027年度から2030年度を予定している。
 計画地は東京都中央区日本橋茅場町の約0・6haのエリア。東京メトロ日比谷線・東西線「茅場町」駅に隣接し、永代通りに面する。
 同計画では複合ビルを建設し、少人数向けのワークプレイス・交流施設、金融関連のプロモーション組織や周辺の施設と連携したビジネス支援施設などの整備を行う。また計画地内の神社境内地を拡張して平成通り側に開かれた空間とし、歩行者の回遊性や賑わいを強化する。
 1階には象徴的なアトリウム空間を整備する。アトリウムは東京メトロ東西線「茅場町」駅コンコースと接続する。同駅から地上にはバリアフリー動線を整備する。地域防災機能の強化としては、災害時の一時待機場所、一時滞在施設の確保、地域防災備蓄倉庫やマンホールトイレなどを整備する。環境対策としては高効率な設備システムや再生可能エネルギーを導入する。




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