週刊ビル経営・今週の注目記事
毎週月曜日更新
ビケンテクノ 不動産賃貸管理運営業務を開始 土地有効活用提案など経営の多角化を推進
1996.06.01 10:27
ビケンテクノ(本社大阪府・梶山高社長)では、本格的に不動産賃貸管理業務を開始する事になった。同社は、トータルメンテナンス企業として、ビルメンテナンス事業を中心に、食品製造プラントや給食施設などの衛生維持管理を行う、トータルサニテーション、遊園地や競馬場、イベント会場などの特殊施設のメンテナンス等、各種維持管理業の多様化を推進して来た。また、マンション分譲販売など、不動産事業にも参入しているビケンテクノでは、さらに賃貸管理も同社で手掛ける事で、不動産事業の強化を図りたいとしている。
「当面は、自社分譲マンションなどの運営管理業務が中心となりますが、将来的に当社以外の物件にも積極的に受注する考え」(ビケンテクノ・原田明専務)。規格から設計施工、運営管理、メンテナンス、さらにリフォームまでと、トータルサポートする体制を整え、総合的なサービスを提供する同社では、メンテナンス事業にも好影響が出ると期待している。