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全国引越専門協会 地域密着型でオフィス引越にも力点 全国430センターネットワーク組織 事務所の移転比率は5~10%

1996.08.01 11:54

 全国引越専門協会(ハトのマークのひっこし専門)は、全国30の引越専門協同組合から成り、総組合加盟数は215社・430センターの全国ネットワークを有する組織である。
 統一ロゴ・マークを使い、エリア制度に基づいた地域密着型営業を行っている。
 年間210万から230万件の引越を取扱い、210億6700万円の売上げを上げている。(94年度)これは日本通運・ヤマト運輸・アートコーポレーションに継ぐ実績。第3位のアートコーポレーションとの差はわずかで、95年度は第3位に上がっている。
 このうちオフィス引越に関する比率は、5%~10%となっている。
 「個々の会社によって事情は異なるが、オフィスの占める割合は徐々に増えてきている」(鴫原務事務局長)
 94年度部門別引越売上高で見ると、業界最大手の日本通運は年間売上高693億5500万円と高シェアを占めている。
 第2位のヤマト運輸は売上高399億6800万円となっている。「らくらく引越パック」に代表されるような、システム化を図ったのが、特徴と言えよう。




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