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リコー三愛サービス 不動産部門を強化し仲介業務開始 グループ販売会社との連携で情報を収集
1996.11.01 12:01
OA機器メーカー大手リコー関連会社のリコー三愛サービス(東京都品川区)では、不動産部門を強化、秋より本格的にオフィス仲介業に乗り出した。
同社の不動産部では主に、社宅やグループ会社のテナントビルへの斡旋業務の他、リゾートマンション販売を行ってきたが、リコーグループ全体の顧客サービスの一環として他社のテナント仲介も行うこととなったもの。
当面は、東京23区内を中心に行う予定だが、将来的には、全国各地にもこの仲介技要務を拡大していく。
営業はリコー販売と連携し、営業マン約300名が、取り引き先でオフィス移転情報を収集、同社が希望に沿ったテナントビルの紹介を行う体制を敷いた。これにより空室情報は提携先の大手仲介会社から提供してもらえるため、常に適切なアドバイスをすることができる。
販売会社としてもOA機器営業の切り口としても利用できるこの方式は、双方に大きなメリットがあるシステムとなっている。同社では既に2ヶ月で30件の案件があるという。
「これはリコーグループ全体のCS化の一環として開始しているものです。今後はこの事業を主力として成長させていきたいと考えています」(営業部佐藤雅彦氏)