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サンケイビル 「S-GATE」ブランドをアップデート 意匠変更やアート作品設置・環境対策など実施

2025.04.28 11:44

 サンケイビル(東京都千代田区)は、「S-GATE」ブランドをアップデートすると発表した。ブランド誕生から10年という節目で、時代の変化とともに変化するニーズに応える。アップデート仕様は福岡市博多駅東で開発中の「(仮称)S-GATE博多駅東」と沖縄県那覇市おもろまちで開発中の「(仮称)S-GATE那覇おもろまち」から採用する。
 「S-GATE」は同社のミッドサイズのオフィスビルブランド。今回のブランドアップデートでは、エントランスに従来のデザインに加えて待ち時間に癒しを与えるグリーンラウンジを追加。パソコンでちょっとした作業を可能にするタッチダウンスペースを整備するとともに、内装の意匠には地域性を生かしたリージョナルデザインを採用。音や匂いで五感を刺激する仕掛けや有機的で優しい素材なども導入するほか、地域に根差した若手アーティストによるアート作品を設置する。
 また今後竣工する「S-GATE」では、環境対策として「BELS」認証の「ZEB Ready」を取得する予定。
 「(仮称)S-GATE博多駅東」は福岡市地下鉄空港線「博多」駅から徒歩8分、JR線「博多」駅から徒歩9分の場所に位置。計画概要は敷地面積約1006㎡、延床面積約6656㎡、基準階面積約674㎡、鉄骨造地上8階建てのオフィスビル。竣工は2026年1月を予定している。
 「(仮称)S-GATE那覇おもろまち」は沖縄都市モノレールゆいレール「おもろまち」駅から徒歩3分の場所に立地。計画概要は敷地面積約1026㎡、延床面積約7106㎡、基準階面積約631㎡、鉄骨造地上10階建てのオフィスビル。竣工は2026年3月を予定している。




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