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大阪ガス都市開発 賃貸マンションにEV充電設備を導入へ

2023.02.06 11:05

 大阪ガス都市開発(大阪市中央区)とTerra Motors(東京都港区、テラモーターズ)は、大阪ガス都市開発が東京都内で保有する都市型賃貸マンションシリーズ「アーバネックス」23物件に、テラモーターズが提供するEV充電インフラ「Terra Charge」を導入する。今後、導入範囲を新築物件にも拡大し、カーボンニュートラルの実現とエネルギーレジリエンスの確保に向けて協同していくとしている。
 両社では、地球温暖化対策への社会的要請が強まっているなか、脱炭素社会に向けた取り組みや災害発生時のエネルギーなどに対するのソリューションとして電気自動車(EV)の普及が注目を集めていると分析。脱炭素化と、分散型エネルギーリソースとしての活用を見据えた上で、EVの普及が期待されているとしている。
 今回の取り組みは、EV充電インフラの拡充が狙いのひとつ。政府はEV充電インフラを2030年までに現状の約5倍にあたる15万基まで拡充するという目標を立てているが、マンションのEV充電インフラ整備の遅れが目立つという。マンションでの導入には区分所有者の合意が必要となるが、設備費用、工事費用、月額利用料、電気代などの費用負担が発生する。テラモーターズでは、EV充電インフラ「Terra Charge」を無料提供しており、両社で協同していくこととなった。
 「アーバネックス」は大阪ガス都市開発が京阪神・首都圏に展開する賃貸マンションブランドで、東京都と神奈川県では52棟2552室を保有している。
 「Terra Charge」はテラモーターズが2022年に開始した電気自動車向けの充電インフラ。充電設備だけでなく、充電時間の設定や料金決済を行うアプリ、管理クラウドの提供、サービス提供開始に必要な説明、充電設備の設置工事など、ハードおよびソフトの管理運営までを一貫して担う。

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