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ムーディーズ・インベスターズ・サービス想定変動性、損失感応度なども測定 証券化商品格付けに2つの新たな指標導入 

2008.05.19 17:22

 ニューヨーク、ムーディーズ・インベスターズ・サービスは、5月15日、証券化商品に対する格付けの透明性を高め、より充実した情報を提供するために、2つの新たな指標を導入することを発表した。
 1つは想定変動性スコア(アサプション・ボラティリティー・スコア)で、格付けの基礎となる想定およびモデリングに関する、不確実性を要因とする潜在的な格付けの変動性を評価する指標。もう一つは損失感応度(ロス・センシティビティー)で、裏付け資産プールの期待損失率の変化に対する格付けの感応度を測定する。
 市場側からは、証券化商品の格付けに異なるスケールを導入する案に反対する意見が寄せられると同時に、証券化商品の格付けの背後にある想定の確実度や、裏づけ資産プール損失に対する格付けの感応度といった、証券化商品のリスクの主要構成要素に関する追加情報を望む声もあった。
ムーディーズは、6月末を目処に新たな指標を段階的に導入していく予定としており、最初に、オートローンを裏付けとする新たな証券化案件の一部等に対して適用する。

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