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関西アーバン銀行/ほか 本社ビルを売却しリースバック

2009.10.05 11:05

 関西アーバン銀行(大阪市中央区)は、9月29日、同グループが保有し本店として使用している「心斎橋アーバンビル」の土地・建物を京阪神不動産(東京都中央区)に売却した。
 同ビルは大阪市中央区西心斎橋1―6に所在し、敷地面積は2296㎡、地上16階地下3階で延床面積は2万5839㎡の店舗・事務所ビルである。京阪神不動産は同物件を244億円で取得、関西アーバン銀行グループは、売却により帳簿価格144億円との差額分、100億円の売却益を得ることになり、平成22年3月期に固定資産売却益として特別利益に計上する。
 同グループは、今後京阪神不動産との間で賃貸借契約を結び、引き続き本店として使用する。同社は9月24日、平成22年3月期の経常利益予想を従来の130億円の黒字から15億円の赤字へと下方修正しており、今回の売却の背景を「資産の効率的運用の観点から保有不動産の見直しを進める中で売却を決議した」としている。
 京阪神不動産側も、今回の物件取得により売上高増・利益増に寄与するものの、市況悪化から既存ビルの空室率の改善が遅れており、既存部門の売上高・利益が当初計画比減少する見込であり、平成21年度業績予想の修正はないとしている。

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