不動産トピックス

ビル業界ミニトピックス

2010.08.30 14:09

■建築物の内外装・エクステリア・緑化システムから、工業用の化学品まで幅広く取り扱う四国化成工業。この度、千葉市美浜区の幕張新都心に事務所を構える建材事業のオフィスが、同社の本社が所在する香川県丸亀市に移転することとなった。業務推進部販売促進課の森山弘康氏は「夏期休暇明けをもって事務所が丸亀市に移転するのですが、一部機能は引き続き幕張に残ることになっています。私が所属する建材事業は移転のため、直近はその準備に追われています」と話している。

■アーキヤマデ(東京都台東区)の取り扱う緑化システム「プリオセダム」は、施肥・水遣りを年数回行うだけで、屋上空間を容易に緑化することのできるシステムだ。実は、浅草橋に所在する同社の本社ビル屋上にも、この「プリオセダム」が施工されている。東京営業所の西田登志雄は「実を言うとこの緑化スペースは、ほとんど手入れが行われていません。水遣りは降雨による雨水で賄うことができ、年1・2度のメンテナンスだけで維持し続けることができています」と話す。

■JR「桜木町」駅と「横浜ランドマークタワー」など、みなとみらい21地区を結ぶ「動く歩道」屋上部分には、平成20年度からソーラーパネルを設置して、発電量・CO2排出削減量を測定している。横浜市都市整備局みなとみらい21推進課の田中洋介氏によれば、平成22年度の発電量は毎月5000~7000kWh。CO2の排出削減量は毎月2000kg前後。これは杉の木の1年間に吸収するCO2量に換算すると、120~150本程度となるとのことだ。

■サタスインテグレイト(東京都港区)の佐藤一雄社長は、現在執筆中の新刊がまもなく完成を迎えるという。この本は、不動産業界に精通する佐藤氏が、不動産物件の見方から取得の方法、管理、税金対策など、不動産に関連する内容をすべて網羅しており、不動産を買いたい人、売りたい人、管理したい人など不動産に係わるすべての人に役立つ一冊となっている。
 「不動産に興味を持つ個人投資家が増えている中で、業界のことを勉強する人が増えています。そういう人たちにとって、1冊で業界全体のことが分かる本があれば便利ではないかと思い、執筆しました」と佐藤氏は語る。
 
■さくら事務所(東京都中央区)やブルースタジオ(東京都中野区)、リクルート住宅総研などが運営するハ会実行委員会は、9月13日に東京都渋谷区の「渋谷シダックスホール」で「hakai2010シンポジウム ニッポン住宅維新会議」を開催する。
 同会によるシンポジウム開催は今回で3回目で、前々回テーマである「中古」、前回テーマである「新築」に続いて、今回は「賃貸」をテーマに、プレゼンターであるリクルート住宅総研所長の矢部智仁氏の提言をもとに、パネラーが意見を戦わせる2部構成で議論を行う。
 時間は午後7時から午後10時30分まで。入場料は1000円となっている。

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