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自動床洗浄機2機種を販売開始 除菌・ウイルス除去に効果のある洗剤使用可能

2021.03.15 11:03

 ケミカルと清掃機械に特化したリンレイ(東京都中央区)は昨年12月、自動床洗浄機「SHS ハイジェニックオートモップ」と「SHS ハイジェニックパワーモップ」の2機種を販売開始。同社が提供する除菌・ウイルス除去に効果のある洗剤「ハイジェニッククリーナー」を双方で使用し、清掃のしやすさと清潔な環境の2つを実現できる。
 「SHS ハイジェニックオートモップ」は、ハンドルの先の洗浄ヘッドを360°軽快に操作できる業務用の床洗浄機。使用方法は一般的な掃除用モップと変わらず、バッテリーが内蔵された電動式のモップである。取り外しが容易な洗浄水タンク1・2ℓと汚水回収タンク1・0ℓが内蔵し、この洗浄水タンクにハイジェニッククリーナー200倍率を入れて清掃する。稼働・停止はフットスイッチを押し、ハンドルを倒すだけのシンプル構造で、シリンダーブラシでトイレのタイル目地、エントランスのエンボス床、フローリングまでムラなく洗浄できる。小さなゴミなら掻き上げて汚水と一緒に回収も可能だ。ちなみに本体重量は10kg。持ちやすい取手付きで、女性でも楽に運ぶことができる。一回の充電で約50分の作業が行え、本体を立てた状態で保管できる省スペースの収納も特長だ。
 一方「SHS ハイジェニックパワーモップ」は、モップの手軽さと床洗浄機のパワーを兼ね備えたスクラビングマシン。ブラシを用いビニールやセラミックタイル、コンクリート等の様々なハードフロアに対応、入り組んだ場所も快適・迅速に洗浄できる。バッテリー消耗を抑える「ECOモード」があり、1時間で最大840㎡の床洗浄が可能だ。前記の除菌洗剤を使えば、ファーストフードやフードコート、カラオケ店、携帯電話ショップ等の常に来客の多い店舗の床の清潔が維持できる。
 総合企画開発部の石井直紀氏は「ビルメンテナンス業務に携わるスタッフは元より、今回の新製品はエンドユーザーに向けて、先ほど挙げた店舗や公共施設、ホテル、病院や介護施設等で勤務する方が素早く床清掃ができる工夫を施しました。更に双方ともコンパクトなので受付やカウンターの下に置くことができ、収納も場所を取りません」と語る。
 実際、エンドユーザー向けとのことから使い勝手や手入れのしやすさも魅力だ。洗浄水・汚水タンクともに取り外して水場で洗え、給排水が楽である。また洗浄中にマシンの前方を持ち上げればヘッドが回転。そのまま後方に向かってバックでの洗浄作業もできる。元に戻すときはマシンを押して前方に歩くだけ。自然にヘッドが回り正しい向きになる。身長に応じて高さも調整でき、無理なく洗浄作業が行えることも特長である。

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