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「新風館」内にポップアップスペース 「SPOT」と「FLAT」が営業開始 施設と外部がつながる場に

2020.08.03 15:41

 THINK GREEN PRODUCE(東京都渋谷区)は、6月11日に京都に開業した商業施設「新風館」の開業期におけるブランドコミュニケーション、広告・PRプランの立案、販促領域のクリエイティブ・ディレクションなどを含む総合プロモーション業務を担当。さらに、施設内にあるポップアップスペースの運営・管理も担うが、そのポップアップスペース「SPOT」と「FLAT」が7月27日にオープンした。自主イベントの企画・運営だけでなく、地域とのコラボレーション企画なども実施する予定。「DRAW THE CIRCLE」をコンセプトに施設と地域を繋ぎ、新たな価値を生み出す総合プロモーションを実施する。
 新風館は1926年に旧京都中央電話局として竣工。2001年から2016年まで商業施設「新風館」として親しまれてきた。そして6月、施設名と既存建築の外観はそのままにフルリニューアル。アジア初出店の「エースホテル京都」に加え、商業テナント20店舗が出店している。大正時代から残る既存建築に、隈研吾氏の建築デザインが加わり「伝統と革新の融合」を体現した複合施設となった。
 その新風館施設内にあるポップアップスペース「SPOT」と「FLAT」。「SPOT」はガラス面で区画された簡易給排水設備付きポップアップスペースで、面積56m2・天井高4・8m。「FLAT」は、来訪者からの視認性に優れたオープンな半屋外スペースで、面積は21m2となっている。
 同社は新風館という施設から新しい賑わいと文化を創出し、その輪を世界に広げていく「DRAW THE CIRCLE」をキーワードに両スペースを運営。施設と外部が繋がるきっかけづくりを、地元のアーティストやビジネスと協業するコラボレーションプロジェクトを通して実現していく考えだ。さらに、新生「新風館」の総合プロモーション業務を通し、さまざまなヒト・コト・モノが出会う、これからの街づくり、カルチャーづくりに貢献していきたいとしている。

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