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セブン&アイ・ホールディングス 「グランツリー武蔵小杉」オープン

2014.10.20 16:37

 セブン&アイ・ホールディングス(東京都千代田区)は、今秋、神奈川県川崎市中原区の「武蔵小杉」駅至近に店舗面積 3万7000㎡の地域最大規模の商業施設をオープンさせることを発表した。
 セブン&アイ・ホールディングスとしてこれまでにはない新しい業態に挑戦し地域社会と一体となった店舗を目指すとともに、顧客や街に寄り添いともに成長し躍進する大きな温もりのある樹のような存在でありたいとの想いから、新施設の名称を「GRAND TREE MUSASHIKOSUGI(グランツリー武蔵小杉)」と決定した。同施設では日本や神奈川県で初出店となる店舗を含む約150の専門店の出店が予定されている。同社のグループ企業であるイトーヨーカドー(東京都千代田区)、そごう・西武(東京都千代田区)、ロフト(東京都千代田区)、赤ちゃん本舗(大阪市中央区)等も出店を計画しており、いずれもコンセプト、レイアウト、サービス等において、新しい業態に挑戦する。
 「グランツリー武蔵小杉」には家族連れや地域住民の憩いの場となるよう屋上公園やレストスペースが置かれ、またママ目線の使いやすさや心地よさを追求し地域と一番の数と質を誇るベビールームなどが用意されている。セブン&アイ・ホールディングスが推進する「オムニチャネル」を最大限に活用し、顧客がより快適でスムーズに買い物を楽しむことができるようにリアルとネットの融合を進め新次元の店舗作りにチャレンジする。
 複数の路線が乗り入れる「武蔵小杉」駅には1日39万人の乗降客数を擁し、高層マンションや商業施設の建設が計画されている。武蔵小杉は住みたい街として注目されているエリアの1つだ。セブン&アイ・ホールディングスは、物を売るだけの便利な場所ではなく顧客1人ひとりの暮らしを豊かにする施設を誕生させることで武蔵小杉エリアの活性化に貢献する。

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