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三井不動産 マンハッタンでの日系企業の開発事業の中で最大規模

2015.02.02 17:44

 三井不動産(東京都中央区)は、米国子会社「Mitsui Fudosan America Inc.(三井不動産アメリカ)」を通じて、ニューヨークマンハッタンにおけるオフィスビル「(仮称)55ハドソンヤード」の開発事業の推進を決定した。
 同事業はマンハッタンにおける最大級の複合開発である「ハドソンヤード」を構成するオフィスビル群のうちの一棟で、マンハッタンでの日系企業による開発事業の中では、延床面積において過去最大の事業規模となる。竣工は平成30年を予定。
 「ハドソンヤード」再開発は、アメリカで開発総延床面積において過去最大の民間開発となる。当該再開発は、禁煙開発が進んでいるマンハッタン西側に位置しており、合計約11haもの開発敷地をもつプロジェクトで、コーチ本社やロレアルアメリカ、SAP、タイムワーナー本社などが入居予定のビルを含む5棟のオフィスビル、高級百貨店ニーマン・マーカスがマンハッタンに初出店する商業施設、高層分譲および賃貸住宅、高級ホテル、文化施設、学校などによる複合開発である。さらに周辺では約1・6haのハドソンパークと大通りの一部が今後開設予定。またすでに完成している高架貨物線跡を空中緑道として再生したハイラインもつながる計画となっている。
 ハドソンヤード再開発は全米有数のグローバルデベロッパーである「Related Companies(リレイテッド)」およびカナダで最大の機関投資家の一つである不動産投資会社かつデベロッパー「Oxford Properties Group(オックスフォード)」が開発を主導している。
 「(仮称)55ハドソンヤード」は、オフィスを主要用途とした地上51階建て、延床面積約11万8000㎡の建物。地下鉄最寄駅至近の立地のみならず、ビル正面エントランス側に広がる公園、ビル西側に広がるハドソン川の眺望や、眺望を楽しむことができるテラスフロアやテラススペースの設置などを予定。さらにLEED認証取得を前提とした環境性能、効率のよいレイアウトを可能とするフロアプレート、またマンハッタンSOHOエリアで19世紀に多用された歴史的建築様式であるキャストアイロン建築のデザインを取り入れた外観などの強みを持つ、最新鋭のオフィスビルとなる。同事業は「ハドソンヤード」の開発を主導する「リレイテッド」および「オックスフォード」との共同事業となる。

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