不動産トピックス

クローズアップ セキュリティカメラ編

2021.04.19 16:38

 建物の安全を守るために必要なセキュリティ用のカメラ。高性能・高精度化が進み、現在ではセンサー等の他のシステムと連携した運用によって、より高度なセキュリティを実現することが可能になっている。

自主警備用ネットワークカメラを販売 遠隔地でもスマホでリアルタイムに確認
 大分県別府市の情報・通信機器メーカーのサークル・ワンは、自主警備用ネットワークカメラ「アポロン」を販売している。
 アポロンはリモコン・無線式のドアセンサー及び人感センサーが搭載された遠隔監視カメラ。カメラが本体機器の左右2カ所に付いており、オフィスや自宅にセットするだけで遠隔地から設置場所の様子を監視することができる。室内に入ってきた人物をドアセンサーと人感センサーで確実に捉え事前に設定した通知先へ通知。通知先は設置した人物以外に複数人を指定でき、遠隔地からスマートフォン等でリアルタイムに現場を確認できる。
 またアポロンは「自主警備」用の製品であることも特徴。常時設置場所を監視しトラブル発生時に警備会社へ通知・通報するシステムであると、監視料金が発生する。が、アポロンは自主警備が目的。必ず設置者がカメラの映像を確認し通知しない限りは警備会社へ連絡されない。その分、監視料金は一般的な警備カメラよりも割安で済む。通報もスマートフォンアプリの「通報ボタン」を押すだけ。機器本体にも「通報ボタン」があるので、自宅に居る時に何らかのトラブルが発生した場合はボタンを押すだけで提携先の警備員が駆けつけるシンプルな使用方法も利用者から好まれている。
 営業企画室室長の冨田安志氏は「ここ数年オフィスビルをはじめ、様々なアセットにおいてセキュリティの見直しや重要性の高まりが見られます。中にはオフィスや自宅の警備料金を多少ですが値上げした警備会社もあったようです。ビルの設備・メンテナンスを含めた一元管理が増加し、各階・各部屋のゲートにまでセキュリティ機器を取り付ける状態は、もはや大規模複合ビルだけでなく中小ビルでも一般化されつつあります。当社は高額になった警備料金をセキュリティ性能は下げずに値下げへの協力を意識してアポロンを開発しました」と開発に至る契機を語った。
 機器本体の値段も割安で、値段は8万円前後。ビル以外では自宅の設置用に購入する企業も増えた。ホームセキュリティの役目も果たし、痴呆症者や幼児、ペットなどの管理にも使用できる。ドアセンサーが付属しているため室内のドア開閉もチェックできる。またトイレ・浴室から長時間戻ってこない場合の通報・カメラ監視も設定できるため、目の届かない場所で体調を崩したケースでも通報できる機能が好まれている。
 同社代表取締役の一丸氏は「ホームセキュリティを一式揃えるだけで高額になるケースは少なくありません。一方で安心・安全を考慮し必要経費と考える人も多く、需要は高まっていますが自主警備でも対応できるケースは少なくありません。アポロン1台で十分事足りる人も多いでしょう」と語った。
 都内のワーカーの中には在宅勤務が増え、従来までのホームセキュリティを見直したい人はいるかもしれない。また離れて暮らす親の介護やアパート等の入居者の多くが高齢者であるケースにも設置した方が適していると思われる。その他、別途費用は掛かるものの機能性向上に繋がる機器を用意。割安で設置しやすく、ニーズへ柔軟に対応できる点が利用者から好評を得ている。

自動で画角を調整するセンサーカメラ ユニット4基搭載、真下も撮影可能で死角少なく
 パナソニックi-PROセンシングソリュ-ションズ(福岡市博多区)が、新機能を搭載したマルチセンサ-カメラ2機種(WV-X8571NJ、WV-S8531NJ)を発表した。パナソニックシステムソリュ-ションズジャパン(東京都中央区)を通じて販売されている。
 新型のマルチセンサ-カメラは独立して方向調整が可能なカメラユニットを4つ搭載している。真下を撮影することも可能で、死角が少ない。従来のマルチセンサ-カメラではカメラ設置後の画角調整を手動で行う必要があったが、新型では画角調整を自動でおこなう画角アシスト機能を新たに搭載。各カメラユニットの監視範囲がほぼ重ならないよう、ズ-ム倍率も自動で調整する。設置時の作業時間の短縮に貢献できる。
 また新しいセンサ-の採用により、低照度(0・05ルクス)でのカラ-撮影を実現。ズ-ム倍率も従来モデルの1・8倍から2・5倍へ向上。屋外監視の機能の強化を実現した。
 今後も両社はラインアップをさらに強化し、多様化・高度化する顧客のニ-ズに対応したさまざまな製品、ソリュ-ションを提供していくとしている。


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