不動産トピックス

ビル業界ミニトピックス

2021.03.01 10:50

■猫好きにはたまらなそうだ。
 「三軒茶屋」駅近くで猫との共生レジデンスを運営するシナモンチャイ(東京都世田谷区)。昨年竣工し、レジデンスは満室。1階のレンタルスペースも賑わいを見せていて、3月からワークスペースの「NECO Makers」がオープンする。
 この物件の魅力は何といっても猫だろう。不動産運営としての技術であることはもちろんだ。レジデンスは仲介会社を利用しないで、東氏等の情報発信によって決まったようだ。  猫同士の仲も良いようだ。記者が取材を終えてから、東氏に猫のおやつを渡された。それを猫にあげると、おいしそうに食べる。別の猫が横取りしても、そこでケンカが起こるようなことはなく、最初の猫はどこかへ去っていった。

■殺菌灯搭載ロボットやテレワークロボットなど、時代のニーズに合ったロボットを提供するスマートロボティクス(東京都千代田区)。しっかりとした中規模オフィスビルに入居しているが、訪問してみるとオフィスというよりは「研究所」。ロボットの開発も実際に行っていて、デスクワークよりも体を動かしている社員のほうが印象に残った。
 取締役CTOの服部秀男氏は「お客様のニーズを聞きながら、すぐに反映できるのが当社の強みです」と胸を張る。ロボットはこれからの日本社会を支える相棒としても期待できるが、それをつくるのは人。クライアントとしっかりとコミュニケーションができる体制を整えることが選ばれるポイントになりそうだ。

■再生可能エネルギー事業や戦略コミュニケーション事業、商品開発販売事業を展開するオデッセイグループ(東京都中央区)。最近では昨年5月より販売している植物由来高濃度アルコールの「プロテクター」シリーズへの注目度が高い。
代表取締役社長の蒋馳氏は明治大学商学部出身。在学中に起業を果たした人物である。起業家ならではのチャレンジ精神は強い。今でこそコロナ禍で消毒用途のアルコール商品への需要が強い。ただ蒋氏は中長期的に「日本の良いものを海外に伝えていくビジネスも手掛けていきたい」と話した。今でもチャレンジは続いているようだ。

■越谷エリアで「石渡ビル」を運営する石渡大成氏。同氏は都内に本社を置く資格予備校に勤めている。コロナ禍の影響もあり、同予備校も厳しい環境に置かれているが、一方で物件情報には目を光らせる。空室、空室予定となるような物件がでてきているようだ。
 賃料も考慮しなければならないが、以前よりも選択肢は増えているようだ。

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