不動産トピックス

日本橋特集 街を彩る名店探訪 WENT 2 GO

2020.01.27 12:11

堀留町 カフェ「WENT 2 GO」 働く人に低価格で癒しを提供

 東京メトロ「小伝馬町」駅から徒歩4分に佇むのは、コーヒーやサンドイッチ、焼き立てのクロワッサンがリーズナブルに楽しめる「WENT 2 GO」だ。中央区新川のカフェ「WENT」の2号店となる同店。スタンドによる対面販売形式をとっているため、特にスキマ時間に食事をするビジネスマンから親しまれている。
 「『オフィス街にこんなお店があったらいいよね』をモットーにしています」と語るのは、プロデュースチームの代表・久松宇縁斗氏だ。日本橋育ちの久松氏は、店舗運営のきっかけについてこう続けた。
 「日本橋は土日と平日で人通りが大きく変わる場所。平日はビジネスマンで混雑している一方、土日は地域一帯がとても静かです。『平日にせわしなく動く人々に対して、幼いころから日本橋で育ってきた自分には何ができるか』を考えたことが始まりです」。
 自慢のコーヒーは1杯250円とリーズナブルな一方、味へのこだわりは強い。旅行好きの久松氏が様々な国を訪ね吟味したコーヒーを、独自の味にブレンド。開発までに延べ3年間かかったというコーヒーは同店オリジナルの味だ。
 さらに、こだわりのコーヒーを朝8~9時までの1時間に限り1杯200円で提供する。「ビジネス街である日本橋には、朝会社に行くのがしんどいと思う方が沢山いらっしゃると思います。働く人々にとって、少しでも前向きな気持ちになって欲しいとの思いからこのサービスを行っています。当店でいうところのいわば『ハッピーアワー』ですね」(久松氏)。
 ビジネスマンの懐事情も考え、サンドイッチとコーヒーのセットを低価格帯で食べられるようにと工夫した。ライトミールと飲み物のセットを価格込みで満足させることは、チェーンのカフェであってもなかなか難しい。「WENT 2 GO」はコーヒーとサンドイッチで500~600円の価格帯と、気軽に食べやすい価格設定がされているのだ。また、ライトミールを焼くためのオーブンは「レンジ」、「オーブン」、「トースター」機能が一つになっており、短時間でふっくら焼けるのが特長だ。
 他にも、コーヒーやオードブルのデリバリーサービスを行っている。コーヒーのデリバリーは12杯3000円から、600杯まで受けるという。専用のポットにより12時間保温が可能なこともあり、同サービスの評判は上々。千代田区・中央区であれば配送手数料もかからないため、近隣施設でのイベントや会議等に重宝する企業が多数ある。
 「日本橋」という地域について久松氏は「アップタウンとダウンタウンの『はざま』だと感じます。特に、現在は海外の方が多く歩くようになった。これからも日本橋は変化していく街であると思います」と語った。
日本橋で働く人々の味方として、今日もこだわりのコーヒーを届ける。

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