不動産トピックス

クローズアップ ビル装飾編

2019.07.01 11:55

 クリスマスやハロウィン、お正月や花見の時期にはビルの装飾も華やかになる。デジタルサイネージなどによる大型ディスプレイも出現し、近未来のようなデザインも珍しくない。「インスタ映え」効果も期待されるビル装飾。近年の流行はどのようなものか。

ロッカ デジタル世代に紙の切り抜き加工を 繊細な模様を表現
 レーザー加工、特殊紙工のロッカ(東京都荒川区)が手掛けているのはアクリルや紙、コルクなどの素材に、様々な意匠の切り抜き加工を施した装飾品。コースターや名刺のような小物から、ビルの窓ガラス一面を覆う大型の品までオーダーメイドで取り扱う。
 アクリル製品の場合は、棚やテーブルなどへの需要が多い。厚さ約30mmまでカット可能だ。「レーザー加工とアクリル素材と相性が良く、仕上がりも滑らかになります。ただ、アクリルの場合はミリ単位の繊細な模様が難しい。細かい模様では紙製品への加工をお勧めします」と語るのは代表取締役社長の馬場将実氏。
 同社のレーザー加工の紙製品は近年特に需要が高まっているという。
 「10年前はほとんど、大きな飾りに紙製品はありませんでしたが、東京ミッドタウンの『ペーパーシャンデリア』が出現し、今後、ニーズが増えるのではと思いました。弊社は設立10年になりますが、実際にこの10年で需要は増えており、工場も新設しました」(馬場氏)
 紙製品の場合、従来は白い紙などは焦げることが避けられなかったのですが、現在は機械の性能が上がり、ほとんど焦げることはない。更に、高速レーザー加工機導入により、従来より大幅にスピードアップし、「早く安く」仕上げることが可能になったという。
 「紙の切り抜き加工は、デジタルの世の中でアナログ回帰といえますね。光が通り抜けてくる様はデジタルではできません。インスタ映えもします。ですが、我々は記録に残るほかに、心にも残る加工をして、『紙を長生き』させていきたい」(馬場氏)
 季節ごとの装飾は、周辺を華やかにするほか、来訪者それぞれの思い出にもなり得るものだ。デジタルも便利であるが、従来のアクリルや紙製品による装飾の良さは残したいものだ。

「3M ダイノック フィルム EXシリーズ」 人気が高い木目を中心に28柄を追加
 スリーエム ジャパン(東京都品川区)は4月10日、優れた屋外耐候性と高い意匠性を備えた装飾仕上げ材「3M ダイノック フィルム EXシリーズ」に、木目を中心とした28柄を新たに追加した。
 同シリーズはファサードを中心とした金属系下地の装飾仕上げ材として約10年の屋外耐候性を備えている。2017年の発売当初はオフィスビルの外壁や柱の装飾仕上げなどの改修用途を中心に、主にメタリック柄が利用されてきた。一方、近年の建築では屋外用ルーバーや軒天井、店舗の看板の板面などで木目による仕上げが増加する傾向にある。
 4月10日に追加する28柄には、意匠性が高く評価されている内装用「3M ダイノック フィルム」の中から、特に人気が高い木目26柄が含まれる。内外装でのトレンドの一つとして「同調したデザイン」があげられるが、内装用の「3M ダイノック フィルム」と外装用である同シリーズを併用することで、例えばエレベーターホール、廊下、風除室からエントランスの軒天井や外壁に至る連続した空間で、壁面、天井面の一貫したデザインが可能となる。
 新製品が加わり全35柄に及ぶ木目は、ライト系~ダーク系まで幅広く豊富なカラーバリエーションを取り揃える。隣接する建材との取り合いにも柔軟に対応できるなど、デザインの自由度が拡大する。

みはし 新デザインのモールディング登場 「ゴールデンモール」から
 装飾建材専門の通販サイト「みはしショップ」を運営するみはし(埼玉県和光市)は、人気シリーズ「ゴールデンモール」のブランドから内装用モールディングの新デザイン3種類を発売した。
 今回新たに加わったデザインは廻り縁が2種類、チェアレールが1種類。いずれも表面は光沢のある白色に塗装済みで、レースのような模様の中に宝石のようなストーン装飾が施されている。
 ストーン装飾には透明で光を反射する素材を使用しているため、照明などの光によって輝きのある表情を演出することができ、白基調の上品さが一般住宅の部屋や店舗のワンランクアップの装飾を実現する。
 同製品はベースの素材に軽量で加工が容易なポリウレタンを採用しているため、天井や壁面などの取付面への重量負荷が少なく、建物の構造や場所に左右されずに施工することが可能。
 また、廻り縁やチェアレールの直材と組み合わせて使用できる中間接続材やコーナー入隅材もラインナップされているので、部屋のレイアウトやインテリアに合わせて使用できる。


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