不動産トピックス

クローズアップ 遮光・遮熱編

2018.04.02 13:56

 近頃は春の訪れを感じるような暖かさとなってきたが、気温の上昇は今後更に進む。となれば危惧するのが、空調負荷の増加。それらを改善してくれるものに遮光・遮熱製品がある。夏本番を前に空調負荷に備えたい。

ミラクールの遮熱塗料
屋根表面の温度上昇を抑制し建物内の空調負荷を実現
 遮熱塗料に実績のあるミラクール(東京都中央区)は、高耐候性シリコン樹脂遮熱塗料「ミラクールS300」を提供する。
 「ミラクールS300」は、同社が提供する「ミラクールS100」の塗膜性状・遮熱性能はそのままに、添加剤を加えた低汚染タイプの遮熱塗料。一般塗料と施工方法は変わらず施工がしやすく、金属・コンクリート・スレートなど様々な素地への塗装が可能だ。塗膜表面にはOH基が配列され親水性塗膜となり、汚れが付着し難い、また雨水により汚れが洗い流される仕組みとなる。そのため、雨汚れの目立ちやすい建物外壁やタンクなどに塗布に最適である。主剤と硬化剤の2液タイプのS100に添加剤(C液)を加えることで、更に汚れがつきにくい仕様となり、遮熱性能がより持続する点も特長だ。
 もちろん優れた遮熱性も「ミラクールS300」の強み。同製品の高い日射・反射(遮熱)性能により屋根表面の温度上昇を抑制。建物内の空調負荷の低減に繋がり、コスト削減に効果を発揮する。またミラクール各種プライマーと組み合わせることにより、長期にわたり防錆力を維持。耐水、耐湿、耐薬品性などにも優れており、乾燥も早く塗布作業の短縮の可能だ。カラーはクールホワイトとホワイトシリーズ・淡彩色・中彩色・濃彩色などに対応する。

YKK APの洋風すだれ 陽光を窓の外で8割以上カット 「アウターシェード」リニューアル発売
 YKK AP(東京都千代田区)は2日、夏場の日射や西日などの陽光を窓の外でブロックし、快適な室内環境や節電効果をもたらす洋風すだれ「アウターシェード」をリニューアルした。
 今回発表した「アウターシェード」は、新しいオリジナル生地や施工方法などを採用し、日射遮蔽性、機能性、利便性、施工性を従来製品よりも更に向上させたもの。夏場の室内に流入する熱の約70%は、開口部(窓)から入ってくるとされており、建物の中でもっとも熱が入る場所である。また熱の流入の大部分が日射によるもので、開口部まわりで外部からの熱の流入を遮ることが、室内温度の上昇を抑え、エアコンなどの電気使用量の低減にも効果を発揮する。
 リニューアルした「アウターシェード」は、新しいオリジナルシェード生地により、日射を従来性能を上回る8割以上のカットを実現。空調費の大幅な削減にも効果を発揮し、快適な室内環境だけでなく省エネ化も実現した。

遮光性を高めたデスク用室内テント デスクを簡易的に暗室化
 デスク周りにテントを張って周囲との接触を遮断。デスクを簡易的に暗室化する製品を御存じだろうか。ビーズ(大阪府東大阪市)が2014年にデスク用室内テントとして発売した「ぼっちてんと」が使用者から好評となり、それから3年間半後にグレードアップし発売している。
 「ぼっちてんと」は幅130cmと110cmで構成される立方体のテントで、ポリエステルの生地とスチールのワイヤーでできている。前回よりもグレードアップした新モデルは遮光性をさらに高め、デスクを簡易的に暗室化できる。またメッシュ窓を大型化し通気性も向上。窓を開けた状態でも外部からの視線が届きにくく、中のプライバシーはしっかりと確保できる。型崩れしにくいファスナー構造を採用しつつ、隅にはケーブルホールを導入。配線をすっきりと整理でき、快活なネット環境を楽しめる。
 この特長からデザイナーやプログラマー、漫画家などのクリエイティブ職の人から 「集中しやすい環境が作れる」と評価が高く、また最近では顕微鏡用の簡易暗室や天体観測における外光対策など、幅広い分野に導入されている。遮光フードとしても使用でき、光の漏れもないと利用者から好評とのことだ。

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