不動産トピックス

第19回不動産ソリューションフェア注目の講演・出展企業紹介

2017.10.09 14:50

管理パネルディスカッション「あなたの管理は本当に正しい?PMの神髄に迫る」10月17日13時10分~14時40分B会場
オーナー、外資系サービス会社がPMの役割を激論
 オーナーに代わってビルの運営管理全般を担うプロパティマネジメント(PM)の役割は非常に重要だ。1990年後半にアメリカから日本へ輸入されたPM業。ビル管理の品質を高め、不動産価値・収益の最大化を実現するのが本来の役割だ。一方、バブル崩壊、リーマンショックを経て長らく続いた貸ビル不況において、収益の最大化は簡単ではなくなった。では、現在の貸ビル市場においてPMに求められる役割はどのように変化しているのか。
 今回のパネルディスカッションでは「PMの神髄」に焦点をあて、中小ビルオーナーの見解をもとにPMに求められる真の役割について導き出す他、グローバル展開する外資系不動産サービス会社が注力する最先端のPMサービスについて紹介する。ビルオーナーがPMに対してどのように感じ、何を求めているのか疑問をぶつけ、プロのプロパティマネージャーたちが回答していくという闊達な議論が繰り広げられそうだ。そして、保有物件を自主管理するビルオーナーにとってはプロがいかにして賃料改定・空室解消に臨んでいるのかを知る機会になり、PM会社には中小ビルオーナーのPMに対する意見、外資系PMの最先端サービスを知ることができ、オーナー・管理会社双方にとって参考になるのではないだろうか。


女性投資家パネルディスカッション「不動産投資は女性の時代!女性投資家ならではの投資戦略」10月16日11時20分~12時40分B会場
不動産投資市場を「女の視点」で斬る
 まさに「女性が活躍する社会」を体現したパネルディスカッションといえるのではないか。
 巨額の資金が動く不動産投資の世界。かつては男性投資家ばかりの活躍が目立っていたが、昨今不動産投資マーケットに女性の参入が増加傾向にある。参入理由は多岐にわたるが、終身雇用制の崩壊、年金受給の不透明さ等を理由に、本業以外の収入源を確保しようと不動産投資に参入するケースが増えているという。
 一方、現在の不動産投資市場に対して「価格高騰」を危惧する声も出始めており、有名経済雑誌でも不動産投資の「危険な罠」を暴露する特集記事が組まれるなど、曲がり角を迎えつつある。こうした状況下において、気鋭の女性不動産投資家たちはどのような投資戦略を描いているのだろうか。登壇者は投資総額7億円、家賃収入6000万円に達した五十嵐未帆氏をはじめ、一介のパート主婦から不動産オーナーとして活躍しメディアにも多数登場している舛添菜穂子氏、さらに元ギャル女子高生で現役OLにして不動産投資を行っている奈湖ともこ氏。彼女たちの投資歴をはじめ、現在の投資市場をどのように感じているのか、そして具体的な投資戦略について言及してもらう。金融機関の融資姿勢の厳格化が噂されるが、実際のところはどうなのか。はたまた、女性ならではの投資の苦労とは何か。こうした「本音」が飛び交う議論は必聴だ。数多くの不動産オーナーへ投資コンサルなどを提供している不動産鑑定士の浅井佐知子氏が進行役を務め、ガールズトークが繰り広げられる。

不動産テックパネルディスカッション「不動産テックの活かし方」10月17日11時20分~12時10分A会場
不動産業界発展の切り札となるか
 新しい業界のキーワードとなっている「不動産テック」。不動産業界を一変させると言われているだけに、現在の動向やテックが広がる未来についても期待が高まるところだ。
 そこで今回の不動産ソリューションフェアでは17日(火曜日)11時20分~12時40分、A会場に不動産テックパネルディスカッション「不動産テックの活かし方」を開催する。
 コーディネーターを務めるのは不動産テック業界の概観をまとめた「不動産テック業界カオスマップ」を公開するリマールエステート(東京都中央区)代表取締役CEOの赤木正幸氏。パネリストにはイタンジ(東京都港区)代表取締役の伊藤嘉盛氏、スペースマーケット(東京都新宿区)代表取締役の重松大輔氏、ロードスターキャピタル(東京都中央区)代表取締役副社長の森田泰弘氏、ダイヤモンドメディア(東京都港区)代表取締役の武井浩三氏、ターミナル(東京都港区)代表取締役の中道康徳氏、DVERSE Inc.(米国デラウェア州)CEOの沼倉正吾氏と計7名が登壇。不動産テックの先頭を走るプレーヤーが揃って、各社の事業内容の紹介とともに、不動産オーナーや事業者が日々進化するテック技術とどのように付き合い、どのように活用していくべきかについてサービスを事例にして議論を進めていく。
 「『不動産テック』という言葉は流通しました。一方で、そのサービスが不動産業務においてどのように活用すべきなのかはまだほとんどの方がわかっていません。また一部からは人と対面しないテック技術と人と人との関係がビジネスにつながる不動産業が親和的なのか、疑問も出ています。これらの疑問やそもそも『不動産テック』とはどういうものなのかについて、第一線を走る経営者とともに答えていきたいと考えています」(赤木氏)
 不動産業界では人口減少、将来的なオフィスニーズの減少など幾多もの課題を抱えている。これらの問題に対してひとつの道しるべとなるのが不動産テックだ。オーナーとして、事業者として、これからの指針を決めるためにも必聴のディスカッションだ。

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