不動産トピックス

ビル業界ミニトピックス

2017.01.23 12:02

■年月を重ねるごとに人生に深みが出る。豊島区駒込に事務所を構える中根税務会計事務所の中根武所長の実感だ。そう考えるようになったのは友人の落語を聞いてから。「プロの落語家から手ほどきを受けている同年代の友人の高座を見に行ったところ、意外に聞くことができる」と驚いたそうだ。落語の人情話は年配のほうが人生の重みを感じるためだと推測。続けて中根氏は「取材記者も同じでは」と指摘され、気の利いた返答もできない若輩記者は冷や汗をかくしかなかった。

■埼玉県川口市に本社を置き不動産賃貸事業や販売事業などを行う総合不動産会社アズ企画設計は昨年12月26日に東京都千代田区内神田の東京支社を移転し、今月16日にその移転祝賀会を開催した。祝賀会には400人から事前申し込みがあったが、当日は500人近い人が来場し、同社の新たな門出を祝った。
 新しい東京支社が入居している「山田ビル」は以前と同じ内神田にあり、その広さは約120坪と以前の4倍もの広さ。また、今後は同ビル内でシェアオフィスや貸会議室などの事業を行うことも計画しているという。


■東京都港区で不動産の賃貸・管理業務を営むフォンス(東京都港区)は、不動産業務の傍ら副業に茶葉の輸入販売業も実施している。
 東京メトロ日比谷線「広尾」駅から徒歩3分に立地する「伊吹ハウス」は、もとは外国人専用のゲストハウスとして利用されていた。そのゲストハウス利用者が縁で、昭和59年から茶葉の輸入販売業も開始。スリランカのティータング社と提携してセイロン紅茶の輸入を行う。その後はニットウェアを中心とした衣料品をヨーロッパから。クスクス(パスタ)やコーヒー豆、チリペーストなどをフランスから。更にインドからインド紅茶(ダージリン)を輸入し販売している。
 フォンス営業部長の横山隆治氏は「紅茶に対するイメージに日本人は英国や欧州の喫茶文化を挙げます。しかし本来、茶の主要生産国の多くはアジアで日本も含まれます。紅茶を世界に広めたのは英国や欧州ですが、本来日本には茶の文化があり、茶に適した軟水が水道水でふんだんに使える良さがあります。日本人の多くがもっと気軽に楽しめたら幸いです」と話す。

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