不動産トピックス

ビル業界ミニトピックス

2016.12.19 11:49

■東京・銀座の玄関口である数寄屋橋交差点の角地に建つ「ソニービル」は、昭和41年に竣工。以来、銀座を代表する建築物の一つとして親しまれてきた。建物はモダニズム建築様式を採用し、ビル平面は田の字状に四分割され、各フロアがらせん状につながるというスキップフロア形式で構成されている。開館から50年を迎えた今年、「ソニービル」の解体・建替えが所有するソニー(東京都港区)から発表された。
 来年3月末で現在の「ソニービル」は営業を終了。その後、平成30年から東京オリンピックが開催される平成32年にかけては建物を建てずに、「銀座ソニーパーク」と名付けられたイベントスペースが運営される。そして、五輪終了後に新しい「ソニービル」の建設が開始となる。新「ソニービル」は平成34年(2022年)の開業予定だ。現在、「ソニービル」ではソニーの歴史を振り返る企画展示「It's a Sony展」が開催されている。
 このイベントは、日本初のトランジスタラジオから一世を風靡した「ウォークマン」、犬型ロボットの「アイボ」など、ソニーがこれまで世に送り出してきた商品700点余りを展示するもの。「ソニービル」の歴史とともに、日本の成長を支えてきたソニー商品の変遷も辿ることができ、ビルには連日多くの来場者が訪れている。

■環境省は今月13日、「フロン類対策の今後の在り方に関する検討会」を開催した。昨年4月に「フロン排出抑制法」が施行され、冷凍空調機器の冷媒として使用されるフロン類の排出抑制に向けた規制強化が図られている。第1回として開催された検討会では、機器メーカーから機器の運用・管理者、そして回収・破壊業者といった川上から川下に至るまでのフロン類の規制の在り方を今一度考えるというもの。群馬大学の西薗大実教授を座長に、関係する協会団体関係者など15名が出席した。
 検討会の冒頭には山本公一環境大臣が出席。山本大臣はフロン類の回収率が30%台で推移していることに触れ、「法整備が進む一方で回収率の進捗が進まないことを残念に感じている。法を順守する事業者だけが損をすることなく、全ての対象事業者が法に則ってフロン類の回収に努めて頂けるよう、更なる検討が必要です」と述べた。

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