不動産トピックス

今週の一冊

2015.10.12 13:04

エネルギーコストが更にリーズナブルに

知っておくとメリット絶大 電力・ガスの自由化の話
著 者:川本 武彦
発行元:幻冬舎メディアコンサルティング
発行日:平成27年9月18日
価 格:1500円(税別)

 東日本大震災後のエネルギー不足によって貸ビル経営にも「省エネ」の観点が大きくクローズアップされることになった。特に電気料金の値上りはテナント企業に対して決して少なくないコスト負担を強いることになり、これまで企業の社会的責任のおける省エネからコスト低減という実質的な省エネが求められることになる。こうした中、ビルオーナーは様々な省エネ対策を検討することになるのだが、注目されたのは設備投資によるオーナー側の負担がない「新電力」であろう。
 これまで独占状態だった電力市場において事業用分野はいち早く自由化が進められ、より安価な電力を購入できる。設備投資は不要で、仮に新電力会社が倒産しても電気の供給が止まるわけではない。いわば「良い事尽くめ」の省コスト対策が新電力だ。
 この新電力の有用性は事業用だけにとどまらず、来年4月から住宅分野でも電気の販売自由化がなされ、さらに翌年にはガスの販売自由化がなされる。本書では転換期を迎えた電気・ガスの自由競争化にスポットを当て、従前までの日本の電気・ガス料金がいかに高額だったのか制度的観点から解説すると共に、自由化後にビルオーナーに求められる最適なエネルギーの活用方法にまで言及する。筆者は新電力事業も展開するエネルギー会社・サイサンの代表取締役を務める。エネルギー政策の表裏に精通した同氏の見解は誰もが納得するはずだ。


全て見る


PAGE TOPへ