不動産トピックス

クローズアップ 内装材編

2014.08.04 14:18

 無機質な壁は時に圧迫感や閉塞感を抱かせる。取り去ることも動かすこともできない壁面部分にデザイン性や機能性を付加することで他物件との差異化を図ることが可能となり室内や建物の価値を上げることができる。今回は比較的容易に壁面を活用して建物をバリューアップさせることができる内装材を紹介する。

 磁石・マグネットの応用製品の専門メーカーであるマグテック(大阪府東大阪市)。オフィスや事務所などで需要が高まる吸盤ホワイトボードシート「マグフィット」及びホワイトボード壁紙「マグウォール」を販売している。
 同社東京営業所所長の高瀬正己氏は「当社は製品の加工と販売を行っています。オーナーやオフィスの要望に合わせて『マグウォール』を加工することで壁面をホワイトボードにすることができます。施工は業者に依頼していただく形となっておりますが、オフィスや事務所から要望があれば罫線やスケジュールボード用に線を加えることもできるので実用的に使用していただけると思います」と語る。
 「『マグウォール』は壁面をホワイトボードに変えるため移動させることができません。何度も使用することで汚れが目立つようになる可能性も出てきます。壁面の汚れが気になるという方には『マグフィット』を勧めています。平滑面であればどこでも何度でも自由に貼り付けることができる製品となっており画鋲跡や糊残りなども気にする必要がありません」(高瀬氏)
 「マグフィット」は用途に合わせて自由に切り貼りができるため場所を取らずに小さなスペースに導入することも可能だ。また、磁石を貼り付けることができるため文字を書くスペースを確保するだけでなく壁紙に機能性を付加させることもできる。「オフィスの価値を上げることができるのではないでしょうか」と高瀬氏は期待を込める。

 フクビ化学工業(福井県福井市)は、内壁コーナー部の下地材料として、人がぶつかった時の衝撃をやわらげ、火災時の延焼を防止でき、壁紙・塗り壁・塗装仕上げができる、丸くて燃えない内装下地材「不燃Rコーナー」を今年6月より発売している。 
 内壁のコーナー部分の多くは角張っており、人がぶつかると怪我につながる危険性がある。内壁下地として広く使用されているせっこうボードでは怪我対策ができないため、丸みを持たせた樹脂製の下地材を角部に設けることで対策を図っている。しかし、樹脂製は可燃性のため、防火の観点では室内火災時に対する防火材料として適切な下地材とは言えなかった。そこで同社は怪我対策のため丸みがあり、防火対策可能な不燃性の内装下地材を開発した。 
 15Rという大きな丸みが怪我を防止するとともに室内を広く感じら、不燃性のため火災時も安全、省令準耐火構造に使用できる製品となっている。

 フクビ化学工業(福井県福井市)は、内壁コーナー部の下地材料として、人がぶつかった時の衝撃をやわらげ、火災時の延焼を防止でき、壁紙・塗り壁・塗装仕上げができる、丸くて燃えない内装下地材「不燃Rコーナー」を今年6月より発売している。 
 内壁のコーナー部分の多くは角張っており、人がぶつかると怪我につながる危険性がある。内壁下地として広く使用されているせっこうボードでは怪我対策ができないため、丸みを持たせた樹脂製の下地材を角部に設けることで対策を図っている。しかし、樹脂製は可燃性のため、防火の観点では室内火災時に対する防火材料として適切な下地材とは言えなかった。そこで同社は怪我対策のため丸みがあり、防火対策可能な不燃性の内装下地材を開発した。 
 15Rという大きな丸みが怪我を防止するとともに室内を広く感じら、不燃性のため火災時も安全、省令準耐火構造に使用できる製品となっている。

 ウッドワン(広島県廿日市市)の断熱改修パネル「あったかべ」は、既存の壁の上から貼るだけの簡単スピード施行が可能だ。さらに、貼るだけで省エネ等級1ランク上相当の効果がある。
 同断熱パネルには、一般的な断熱材グラスウール10kと比べ2・5倍の断熱性能を持つ高性能フェノールフォーム保温板を採用。総厚み24・5mm、従来の約40%の厚みで同等の断熱性を確保した。この厚みにより室内側に取り付けてもスペースを損なうことなく断熱工事ができる内貼り断熱工事を実現した。
 主な壁の断熱リフォームといえば充填断熱工事が挙げられ、壁を壊して断熱材を入れ壁を作り直す等の大がかりな工事が必要であった。それに対して内貼り断熱は壁の上から貼るだけなので大幅に工期を短縮。また、廃材が少なくエコロジーでコスト面も優れている。加えて、開口周りなど既製サイズではまらない部分は、パネルをカットして取り付けるなど柔軟性も高い。

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