不動産トピックス

編集後記

2013.02.18 17:35

 渋谷で飲食店の客単価が下がってきているという。オフィスワークを主体とするIT系企業は社内設備が充実している場合が多く、社員食堂の満足度も総じて高い。飲食店の不振は、IT系の集積地として脚光を浴びる渋谷の影の部分といったら言い過ぎか。しかし一方を立てれば片方が立たないのは経済の初歩。金融緩和などを核としたアベノミクスの「メニュー」も、華やかだが品数が多すぎる気がする。テーブルとのバランスが悪いようだし、そもそも食べきれるかどうか。テーブルの大きさはともかく、胃袋の大きさは簡単に変えられるものではない。(鵜野)

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