不動産トピックス

クローズアップ LED製品編

2013.01.21 16:09

 高効率照明の代表格であるLED照明。現在、LED照明市場は規模の大小にかかわらず様々な企業が参入しておりまさに玉石混淆状態。今回のクローズアップではLEDベースライトやLED照明の計測器まで幅広くLED照明および関連製品を紹介する。是非参考にして欲しい。

LED高原普及開発機構 色温度と演色性測る携帯色彩分光計測器を販売
 LED光源普及開発機構(東京都千代田区)は、携帯色彩分光計測器「スペクロトナビMK―350」を販売している。
 ビルでの効果的な省エネ対策の一つとして挙げられるのが蛍光灯からLED照明への更新。これまで導入障壁となっていた費用についても1灯あたりの金額が下がってきたことでビルへの導入事例も増え、次世代照明としてその存在感を増している。しかし、演色性や色温度など光りの質を見るためには実際にLED照明を設置し計測しなくては分からないことが多く、くわえてスペック通りの性能を有しているか確認することも困難である。こうした場面で活躍するのが「スペクトロナビMK―350」。その特徴は様々な現場に対応できるよう携帯することが可能なサイズとしていること、そして他社製品と比較して低価格であるという点である。特に価格という点では他社からも同等性能の携帯色彩分光計測器は販売しているものの同製品の価格帯で販売されているものは無いとのことだ。
 「これからのLED照明選択は照明設計における既存光源の照度分布対応では説明ができず、人間の生体リズムに特化した『色温度、演色、照度』がバランスよく設計することが重要な課題となっています。一日の生体リズムと体温の変化をLED照明の技術コントロールで制御することで人間の持つ健康管理、美的効果までもが変わることも予測され、光色、演色、照度のバランスが照明の現場で測れる「スペクトロナビMK―350」の価値は益々高まってまいります」(理事長 小林 治彦氏)

パナソニックエコソリューションズ社 シンプルデザインが特徴のLEDベースライト
 パナソニックエコソリューションズ社(大阪府門真市)は、シンプルなデザインと使いやすさ、お求めやすい価格を追求したLEDベースライト「一体型LEDベースライトiDシリーズ」を昨年12月から販売している。
 同製品は、高拡散パネルと高反射シートの採用によって、110lm/kW以上の高効率で連続した光を実現。直付型5200lmタイプの場合、同社従来蛍光灯器具(FLR40形×2灯)と比較して、明るさ同等以上で約45%の節電が可能。また、器具ごと交換した場合、直付型4000lmタイプでは従来蛍光灯器具(Hf32形2灯定格出力型)と比較して約1・8年で初期投資回収が可能となる。高効率LEDベースライトが1台1万7325円(税込)からと、従来のLEDと比べて導入しやすい価格となっている。
 品揃えという点では、6種類の器具と4タイプの明るさの電源内蔵型LEDユニット(ライトバー)の組み合わせで、48品番を用意。1台の器具本体で4種類の明るさに対応するため、空間レイアウト変更後にも必要な明るさに変更可能であり、明るさを抑えた電源内蔵型LEDユニット(ライトバー)に変更すればさらなる節電も可能となる。

アクシア 優れた配光特性と高い防水。防塵性能を有するLEL照明
 アクシア(東京都台東区)は、事務所等で使用するLEDベースライト屋内用AXDシリーズを販売している。
 同社はLEDメーカーとして、LED街路灯、工場・倉庫・体育館用LED水銀灯、店舗・オフィス用LED面照明、LED投光器を開発・販売している。同社のLED照明の特長となるのは優れた配光特性と高い防水、防塵性能である。配光特性という点では、開発コンセプトとして角度の絞り込みや光学レンズを使用して照度を上げる設計ではなく床面照度を抑えながら拡散光学カバーで空間照度を高め、ムラなく均一な自然に近い空間を作り出すことに成功している。また、拡散光学カバーによって全光束及び照度を落とさず、LED照明の欠点であるぎらつき、眩しさを抑えることを実現した。
 「ベースライト屋内用AXDシリーズは埋込穴角450mm×450mm、600mm×600mm、300mm×1200mmの3タイプを用意しており、すでに事務所や店舗での導入実績を重ねています。また、当社のLED照明の中でも最も売れ筋である街路灯LEDは既存の器具をそのまま使用することができることを特徴としています。街路灯のLED化については国や自治体からの補助金が出ますので、商店街・市町村からの問い合わせが増加しています」(代表取締役 今泉 秀幸氏)

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