不動産トピックス

ビルオーナーのための建築・設備最新情報

2013.01.21 16:15

三和シヤッター 短期施工可能なパーティション
 三和シヤッター(東京都板橋区)が、短期間で施工可能なアルミパーティションシリーズに、さらに施工性を向上させた「AP―2」を追加した。
 「AP―2」は天井レールがポストの外側を通る「外笠木」仕様。天井レールがポストの内側を通る「内笠木」仕様の同社従来品「AP―1」の施工時に必要だったポスト床部および天井部の切り欠き作業が不要となり、施工時間を約15%短縮することが可能となった。スリムなアルミ製のポストに14本のラインを通したシャープなデザインで、事務所内の間仕切りにも適している。
 パネルの厚さは26mm。表面材には化粧鋼板4色、ポリエステル化粧版3色をラインアップし、オプションで不燃パネルも用意されている。
 また同社グループでは多品種化などを目的とし、間仕切り販売事業を子会社から同社へ移管。「AP―2」の投入によりラインアップ充実を図るとともに、同社の全国的な販売網や施工力を生かし、間仕切り製品事業の強化と多品種化の推進に取り組んでいくとしている。

トヨタホーム 壁掛け式の電気自動車用充電器
 トヨタホーム(名古屋市東区)が、プラグインハイブリッド車(PHV)や電気自動車(EV)用の壁掛け型充電器を発売した。
 新型の壁掛け型充電器は経済産業省のクリーンエネルギー自動車等導入補助事業の対象機器に認定されており、購入者は国から一定額の補助を受けることができる。同社でこれまで経済産業省の補助対象となっていた充電器は自立式のみだが、ニーズの高い壁掛け式にも補助導入対象機器を投入することで、顧客の負担を軽減する狙い。
 新型壁掛け型充電器は同社と豊田自働織機(愛知県刈谷市)、日東工業(愛知県長久手市)の共同開発品。公共施設や商業施設、企業などでも利用しやすくするため、現状で国内のPHVやEVが採用しているすべての普通充電モードに対応できる機能を搭載したほか、充電コネクターのロック機能を備え、防犯性も向上させている。
 同社は平成23年11月にトヨタ自動車が「プリウスPHV」を発売して以降、同車購入者を中心に充電設備販売から設置工事、アフターサービスまでをワンストップで行っている。新壁掛充電器の投入により、PHV、EVの普及にさらに貢献していくという。
 通常価格は基本工事費・税込で19万9500円だが、補助を受けた場合は13万9500円となる。手軽な投資で電気自動車対応の建物に生まれ変わらせることが可能だ。

LIXIL 省エネで注目高まる断熱ドアに新製品
 LIXIL(東京都千代田区)は、従来主力としてきた断熱玄関ドア、「フォラード」「ディクシード」「フェイス」「CZ玄関ドア」「フォラードCAZASリミテッド」をモデルチェンジし、より高い省エネ性能や安心・安全機能を実現させた新しい断熱玄関ドア「GIESTA(ジエスタ)」を発売する。
 近年の省エネ・節電意識の高まりを受けて断熱玄関ドアへの需要が高まっている。こうした背景から、同社では従来関東から南東北エリアで主力としてきた断熱性能k3仕様のラインアップを、同じ価格帯のまま1ランク上位のk2仕様へとグレードアップさせた。同社では主力商品の価格帯を変えずに断熱性能を引き上げることで、寒冷地以外でも需要が高まりつつある玄関ドアの高断熱化を牽引していくという。
 また「縦すべり出し機構」の採風デザインを充実させたほか、熱の侵入を抑える遮熱鋼板を扉本体に採用するなど、夏場の節電・省エネ対策にも考慮している。安心・安全面では、利便性や高い防犯性で好評の電気錠システムをグレードアップ。カードキー「CAZAS(カザス)」を手頃な価格の電池式とし、専用ICカードのほかにも「おサイフケータイ」対応のスマートフォンや電子マネー「楽天Edy」対応カードも利用できるようにし、「CAZAS+(カザスプラス)」として刷新した。リモコンキーを携帯したままタッチするだけで解錠する「タッチキー」や、リモコンキーを携帯したまま近づくだけで解錠する「システムキー」もラインアップし、機能と価格にあわせて3タイプから選ぶことが可能。
 デザインも豊富で、洋風や和風、モダンテイストなど多様化する建物スタイルに対応。昼と夜で模様が変わる特殊ガラスを採用した商品や、採光と防犯性を両立させた重厚感のある鋳物装飾、門扉とコーディネートできるオーナメントなども用意した。
 ラインアップは47デザイン、329種を用意。発売は2月1日から。

サンワイズ 高い気密性もつスライドドア 下枠のない構造でバリアフリーにも
 サンワイズ(静岡市清水区)から、JIS気密等級の最上級であるA―4をクリアした高い気密性を持つスライドドア「SAR40」が発売された。人や台車が通過する際に障害となる下枠のない三方枠仕様とし、クリーンルームなどに適している。
 これまで高気密性ドアの開閉時に必要だった「落とし込み」や「押し込み」の動作を最低限に抑えるとともにドア自体を軽量とし、比較的軽い力で開閉できる。開口周りのゴムはアジャスト機能付きで、パッキンとドアの当たり具合も調整可能。
 手動開閉のほか自働開閉もでき、オプションでレールカバーを傾斜付きカバー(サニタリーカバー)に変更することもできる。通常のパネルシステムはもちろんのこと、断熱パネルシステムへの取り付けも特別な下地を入れることなく可能。扉は1mm単位でオーダーメイドできるため、あらゆる箇所に設置できる。防犯にも配慮し、美和ロック(東京都港区)の錠前システムを組み込むことができる。高齢者施設や医療施設などにも。

エービーシー商会 質感にこだわった置くだけ人工芝
 建材の開発や製造、輸入、販売を行うエービーシー商会(東京都千代田区)が、ジグソーパズルのようにはめ合わせるタイプの人工芝を発売した。
 「ターフマン」は、下地に置くだけで鮮やかな緑の芝生スペースに生まれ変わる人工芝。取り外しも容易で、積み重ねて保管することも可能だ。
 設置方法は簡単。平滑な土やコンクリートなどの下地に置くだけで簡単にグリーンスペースを実現する、いわばフリースタイルの人工芝だ。ジグソーパズルをイメージしたジョイントはしっかり連結され、ズレやはがれを防止。切断も簡単で、端部を美しく処理できる。
 リアルな質感にこだわり、極太の長短2種を混ぜ合わせるとともに枯れ芝をイメージした芝も組み合わせた。耐久性にも優れ、芝の心地よさを長く感じることができる。
 ビルのほか、住宅やマンションのベランダ、イベント会場やスポーツ店舗などでも。規格寸法は960mm×960mmの正方形で、有効寸法は900mm×900mm。

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