不動産トピックス

ビルオーナーのための建築・設備最新情報

2012.10.01 10:26

ホンダ 停電時でも起動できるガスコージェネ
 ホンダ(埼玉県和光市)が停電時でも起動できる家庭用ガスエンジンコージェネレーションユニットを発売する。
 「MCHP1・0R」はガスエンジンで発電し、エンジンからの排熱で給湯や暖房を行う家庭用熱電供給システム「ECOWILL(エコウィル)」のユニット。始動グリップを引いてエンジンを起動させることができるため、系統電力から自立して発電を開始することが可能。自立運転時の発電出力は最大約980Wで、停電時にも専用コンセントからの電力供給によりテレビやパソコン、照明等に利用できるほか、風呂への給湯や床暖房等の利用も可能。
 ホンダはガスエンジンと独創の発電技術「正弦波インバーター」を組み合わせた小型発電システムによる家庭用小型コージェネレーションユニットを平成15年より販売開始。23年にフルモデルチェンジした「MCHP1・0K2」は熱効率を高めることで燃費性能を飛躍的に向上した、複リンク式高膨張比エンジン「EXlink(エクスリンク)」を搭載。このユニットと排熱を利用する給湯暖房ユニットで構成されるシステムは、「エコウィル(ECOWILL)」のブランドで各ガス事業者から販売され、累計約12万戸に設置されている。

岡村製作所 オフィス什器と調和するパーティション
 岡村製作所(横浜市西区)から新型パーティション「safe wall esneo(セーフウォール エスネオ)」が発売された。
 同社製収納システム製品とカラーおよびモジュールを統一し、オフィス什器のカラーと同じ明るいホワイト色を採用。寸法も収納システムと合わせたことで統一感のある空間を演出することが可能となった。
 またガラス連装パネルや水平方向へのひろがりを演出するブロックガラスパネル、天井までの1枚ドア「フルハイトドア」など豊富なバリエーションを取り揃えた。ガラス連装パネルは幅1200mm×2連と900mm×3連を用意し、開放感をさらに高める。幅1000mmの片開きドアは有効開口890mmを確保し、車椅子での出入りも可能。バリアフリーに対応するオフィスづくりにも貢献できる。はばきの高さは60mmとし、部屋全体にスマートな印象を与えている。「フルハイトドア」は重厚感のあるデザインで、会議室や応接室、役員室などにも適している。外部からの視線をコントロールできるブラインド内蔵パネルなどもラインアップしている。
 同社では執務エリアや会議室などのオフィス空間をはじめ、銀行、店舗・商業施設など、さまざまな空間に対応できるとしている。

トーソー 機能性ロールスクリーンにラインアップを追加
 トーソー(東京都中央区)が、ロールスクリーンの新製品を発表した。省エネやプリントの新柄や小窓用の機種を追加し品揃えを強化した。新柄は13シリーズ72色を追加し、ラインアップは全363色に拡大された。
 「トリアス」には透過度の異なる3シリーズを追加。全シリーズとも生地に遮熱糸を織り込むことで遮熱性能を発揮する。3シリーズともコーディネートのしやすさを考慮し、定番のコアカラー8色に加えて目を引くアクセントカラーを7色、合計15色をラインアップした。「透過度」「カラー」「遮熱性能」の3つの要素から使用シーンに応じて選択できる。「トリアス ビスタ」の日射遮蔽係数(SC値)0・36で、一般的なスクリーンと同等の明るさをキープしつつ、省エネ効果は約14%アップする。「トリアス プレーン」はSC値0・30で省エネ効果は29%、「トリアス ソシエ」はSC値0・22で同じく33%を実現している。
 柄物プリントスクリーン植物柄や幾何学模様、ストライプなどのモチーフを採用。樹木や小鳥などが北欧調でデザインされた「トルド」、レース調の幾何学模様がモチーフの「キュール」、ポップなフルーツ柄の「ピルネ」、明るい花柄の「フィリア」、カラフルなストライプの「フルス」の5シリーズを追加した。
 根強い人気のすだれ調スクリーン「ナチュラルスクリーン」は3シリーズを追加。細い糸で織られた優しい風合いの「サポル」、苔色や栗色などやや濃い色の糸で織られた「ビエント」、淡い色調でシンプルな和を演出する「ライネン」が、自然で柔らかい質感が窓辺に優しい印象を与える。調光スクリーン「ビジック」には鮮やかな色合いが魅力の「メラン」、厚地部分を細かなボーダー柄としたモダンなテイストの「クローロ」を追加。
 さらに縦長のスリット窓などに最適なコンパクトなメカを採用した「マイテックループ小窓」「マイテックループ小窓浴室」「ビジック小窓」シリーズも追加。製品幅100mmという従来品では取り付け不可能だった小窓にも取り付けられる。

三和シヤッター 意匠性高く開閉しやすいドア
 三和シヤッター(東京都板橋区)が、マンションドア「X―DOOR(エックスドール)」に、高級感漂う大理石調や和のテイストの日本伝統調など新しい鋼板デザインのラインアップを追加した。
 「エックスドール」はマンションの個性にあわせて表面材、デザイン、錠前などを自由に組み合わせられるのが特徴。今回追加されたのはエレガントな大理石調2色と和のテイストあふれる日本伝統調3色、シャープで都会低なモダン調5色。
 また今回新たにブラックのドアハンドルやドアガードなども加わり、より多彩なデザインバリエーションが可能となった。さらに開力軽減プッシュプル錠もオプション設定できる。機密性が高い居室では、換気扇の使用などによって室内外に生じる気圧差により玄関ドアが開けにくくなることがある。開力軽減プッシュプル錠はドアハンドルの操作と連動して扉と枠にわずかな隙間をつくり、室内外の気圧差を減少させることで、従来の約半分の力で扉を開けることができる。
 防火や断熱、遮音、気密などの各種性能については従来どおりの高グレード。防犯、耐震、指はさみ防止仕様なども必要に応じて設定できる。

日立アプライアンス エコキュートの省エネ性能をさらにアップ
 日立アプライアンス(東京都港区)は、省エネ性能を従来比で約3%向上させた家庭用エコキュート「ナイアガラ出湯」標準タンクタイプなど計22機種を発売する。
 家庭用エコキュートは優れた省エネ性に加え、電力消費のピークにほとんど影響がない深夜電力を使用する点などが注目されている。
 「ナイアガラ出湯」シリーズ14機種では水道圧を利用して瞬間的に沸騰させる「水道直圧給湯」方式を引き続き採用し、浴室と台所など2ケ所で同時に出湯しても勢いのあるシャワーが使える。またセンサーによる検知や学習機能などで効率的な制御を行う「インテリジェント制御」に、使用湯量の節約や節電をサポートする4種類の「節約サポート機能」を追加した。
 さらに減圧弁方式の新製品8機種に「ステンレス・クリーンシステム」を採用した。
 平成23年8月に累計出荷台数が300万台を突破した家庭用エコキュートは今後も着々と普及が進み、平成24年度には普及率が7%を超えると予想されている。同社によれば普及の背景として、優れた省エネ性能や、電力消費のピークに影響がほとんどない深夜電力を主に使って湯を沸かす点、タンクにためた湯を万一の断水時や災害時などに生活用水として活用できる点などが考えられるという。同社ではこうした市場環境や節電意識の高まりを受け、一層の省エネ性の追求に加え、使用湯量の節約や節電をサポートする機能を充実させた今回の製品を開発したという。

パナソニック LEDに適した調光機能付きスイッチ
 パナソニック(大阪府門真市)が、LED照明の調光制御に対応したスイッチ3種類を発売した。
 節電意識や省エネニーズの高まりとともにLED照明の普及がすすむなか、調光などによる光の演出へのニーズも高まっている。「とったらリモコン」はスイッチ部分を取り外し可能にし、リモコン機能を付けたもの。普段は通常の壁面スイッチとして使用し、就寝時などに取り外してリモコンとして使用することで、生活をより快適にする。照明のON/OFFのほか新たに調光制御も可能となり、LEDを好みの照度で使用できる。
 「照明リモコン受信スイッチ」は、壁面のスイッチにリモコンの受信機能を搭載したもの。リモコン機能のない照明器具でも、スイッチを「照明リモコン受信スイッチ」に交換するだけでリモコン操作が可能になる。既存の照明用リモコンが使用できるため、リモコン一つで室内すべての照明を制御することも可能だ。調光制御にも対応しており、室内における光の演出の幅はさらにひろがりそうだ。
 「かってにスイッチ」は、人の動きを感知して照明器具と換気扇のスイッチを自動でON/OFFできる。点灯する明るさを設定できるほか、時間帯によって明るさを変える「ほんのり点灯」機能を搭載。深夜など急に目が覚めた場合でも眩しさを感じることがないという。

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